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オメガ、隕石をダイヤルに使用したスピードマスター

太田亮三

2025年1月16日 09:00

オメガスピードマスタームーンフェイズメテオライト

スウォッチグループジャパンは、「オメガ」の新作として、隕石をダイヤルの素材に使用した「スピードマスタームーンフェイズメテオライト」を発表した。グレーとブラックの2種類をラインナップする。手巻きの機械式腕時計で、価格は264万円。1月17日に直営ブティックで発売した後、順次正規取扱店にも展開する。

宇宙から飛来した鉄隕石をダイヤルの素材として用いた「メテオダイヤル」に加えて、南北両方の半球から見る月の満ち欠けを示すムーンフェイズ機能を搭載、新型ムーブメントも搭載している。ケースはステンレススチール製、ケース径は43mm。

リボンのような特徴的で唯一無二の模様を作り出す鉄隕石をダイヤル素材として採用し、ガルバニックグレー、またはブラックPVDの着色が施される。

6時位置のムーンフェイズ機能には丸く立体的な2つの月隕石があしらわれており、回転しながら月相を表示する。このサブダイヤルの背景には、アポロ11号が歴史的な瞬間を迎えた時に、スイスのオメガ本社から見上げた当時の星空が描かれている。

3時位置のサブダイヤルは60分と12時間積算計。9時位置はスモールセコンド表示に加え、シュウ酸アルマイト処理を施したアルミニウム製の赤い針で日付が示される。

新型の機械式で手巻きの「コーアクシャルマスタークロノメーターキャリバー9914」が搭載される。15,000ガウスの耐磁性を備え、スイス連邦計量・認定局(METAS)が認める業界最高水準の精度とクロノメーター性能が保証される。パワーリザーブは約60時間。振動数は28,800振動/時。石数は45石。外観にも特別な仕上げが施され、フラットなサファイアクリスタル製ケースバック越しに見ることが可能。