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吉野家、ラーメン店「キラメキノトリ」子会社化 ラーメン事業強化

キラメキノトリの鶏白湯ラーメン

吉野家ホールディングスは、関西圏を中心にラーメン店「キラメキノトリ」を展開する「キラメキノ未来株式会社」の全株式を取得し子会社化すると発表した。

吉野家HDは今後の持続的な成長に向けた新業態の開発・育成事業に取り組んでいる。またポートフォリオ戦略においては、ラーメン事業を柱の1つとすることを目指しており、「ばり嗎」や新ブランド「わだ商店」など国内外でラーメン事業の強化に取り組むほか、5月にはラーメンスープ・麺の開発製造会社である宝産業を子会社化した。

キラメキノ未来は、2013年に京都市上京区に1号店「キラメキノトリ」を開業。鶏白湯ラーメン、台湾まぜそばを主力商品とし、京都府・大阪府・奈良県・滋賀県に22店舗を展開している。

キラメキノトリ店舗外観
台湾まぜそば

関西圏を中心としたラーメンブランドをグループに加えることは、吉野家HDが進めるラーメン事業戦略に合致するとし、また宝産業とのシナジー創出も図る。キラメキノ未来にとっても、吉野家HDが保有する国内外の経営資源やネットワークを活用することで、国内外での成長加速も見込まれ、今後の吉野家HDのラーメン事業の成長および企業価値向上に繋がるとしている。

今回の株式取得により、吉野家HDグループのラーメン事業の総店舗数は国内95店舗、海外34店舗の合計129店舗になる。なお、株式取得前の吉野家HDとキラメキノ未来の間には資本関係や人的関係はない。