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GM、ホンダと共同開発の自動運転タクシー開発中止
2024年12月12日 12:07
ゼネラルモーターズ(GM)は、ホンダと共同で進めてきた自動運転タクシーの開発を中止した。自動運転車両の開発を行なっていたGMの子会社であるクルーズは、今後GMが全株式を取得して完全子会社化する方針。自動運転タクシーの開発を中止して個人向け自動運転車両の開発に注力する。
自動運転タクシー市場の競争は激化しており、事業拡大にはさらなる時間と資源が必要であることから、事業を見直す。今後は、クルーズとGMの技術チームを統合することで、自動運転と運転支援システムの開発に一本化。再編は2025年上半期に行なわれる予定で、これにより年間10億ドル以上の支出削減を見込む。
ホンダは2023年にGM、クルーズと、日本での自動運転タクシー実現を目指した基本合意書を締結。計画では、クルーズが開発した自動運転車両「クルーズ・オリジン」を日本向けに改良し、都内で2026年初頭にサービスを開始する予定だった。2024年にはサービス提供を担う合弁会社を設立する予定としていた。