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Fire TVで「お茶の間」が復活? 推し活とテレビ回帰 アマゾン調査

左からゲストのヒコロヒー氏、濱口優氏、南明奈氏、およびFire TV事業部 事業部長の西端明彦氏が登壇

Amazonは4日、Fire TVの新製品の紹介とともに、家族やパートナーとの動画コンテンツに関する「令和のお茶の間実態調査」の結果を発表した。Fire TVの新製品の紹介とともに、テレビ画面での視聴行動の増加で、「お茶の間」が復活しているという。

AmazonデバイスFire TV事業部 事業部長の西端明彦氏は、家族やパートナーとテレビ画面でコンテンツを視聴する「お茶の間」が令和の時代に復活していると述べ、その実態に関する調査結果を発表した。調査では、家族やパートナーと一緒にテレビ画面でコンテンツを視聴する人が6割以上おり、そのうちの半数以上が毎日視聴しているという。

AmazonデバイスFire TV事業部 事業部長の西端明彦氏

家の中でのコンテンツ視聴方法は56.7%がテレビと最多の回答であった。次いで、スマートフォンは26.1%、パソコンは11.9%、タブレットは5.1%にとどまった。家族やパートナーと一緒にテレビ画面でコンテンツを視聴する頻度については、55.1%が毎日と回答。また、家族やパートナーとの時間を重要視する人は66.8%にのぼり、そのうち約4割がここ数年でテレビ画面での視聴機会が増加したと感じていることが分かったという。

さらに、現在「推し活」をしている人のうち36.4%が家族やパートナーと一緒に推し活を行なっており、その大半がテレビで共通のコンテンツを視聴している。そのため、「推し活が、令和の時代のお茶の間を支えている」とまとめている。

Fire TVは「エンタテイメントのハブ」を担う

Amazonはこれまで、大画面でストリーミングを簡単に行なえるFire TVシリーズを多数展開してきた。全世界での販売台数は2億台を突破。日本国内においては、'15年に初めて「Fire TV」を発売。翌年の'16年にはテレビに挿すだけで利用できる「Fire TV Stick」を発売。'22年にはヤマダ電機専売モデルとして、Fire TVを内蔵したスマートテレビ「FUNAI Fire TVスマートテレビ」を展開した。'25年には日本でFire TVシリーズを展開して10年の節目を迎え、「エンタテイメントのハブ」としての役割を担うとしている。

また、12月16日発売予定の「Amazon Fire TV Soundbar Plus」も紹介された。迫力のあるサウンド(Dolby Atmos、DTS:Xに対応)と言葉の聞き取りやすさを実現し、簡単なセットアップでジャンルやシーンに合わせた音質設定が可能。

深夜の時間帯など、音を大きく出せない環境でも低音を抑えながら迫力のあるオーディオを再生できる機能もを搭載。「Fire TV」シリーズの位置づけで販売されるが、ストリーミング機能は搭載しない。単体での使用も可能で、Fire TVと組み合わせることで、音声操作やスマートホーム機能、画面上でオーディオの設定が利用できるなど、利便性が向上する。価格は34,800円。

Amazon Fire TV Soundbar Plusに同梱されるリモコン。Fire Stick TVのリモコンでもスピーカーを操作可能。
現在展開中のFire TVシリーズも展示された

また、Amazonは年末年始に向けたキャンペーンも実施する。「お茶の間で皆で見たい推し活コンテンツ」をXに投稿すると「Fire TV Stick HD」や「Fire TV Soundbar Plus」が当たる。期間は12月9日9時00分~12月20日23時59分まで。

お茶の間の雰囲気のなか、ゲストのヒコロヒー氏、濱口優氏、南明奈氏がFire TVの普段の使い方についてトーク。会場を盛り上げた