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エース、酷暑・豪雨対応ビズリュックや“JAPAN”推しスーツケース 25年春夏
2024年11月14日 09:00
エースは、2025年春夏モデルを中心とした今後発売予定の新製品を関係者向けに公開した。バッグでは近年の酷暑やゲリラ豪雨を想定したビジネスリュック、スーツケースでは「ジャパンラグジュアリー」をコンセプトとしたモデルなどを展開する。
春夏モデルのテーマとして「Well-Moving」を掲げ、カラダ、ココロ、社会にイイことを目指すモノづくりを通して「移動のすべてにウェルビーイング」を提供する。展開する主なブランドは、「ace.」「プロテカ」「ゼロハリバートン」「UNTRACK」など。
耐水性や背面の通気性を強化したビジネスリュック
ace.ブランドで展開しているビジネスリュックでは、酷暑・豪雨対策をテーマとした新モデルが登場する。
酷暑と豪雨の両方の対策を施したオンオフ兼用リュックとして「ハイプロパック エア V」を展開。背面パッドを立体的な構造にすることで通気性を高めているほか、クッション材に採用している素材の特性により「空気の隙間」ができる点も特徴だという。ショルダーハーネスもメッシュ素材にすることで通気性を向上させている。
また、体に接する背面とショルダーに、吸水・吸湿性能、難燃性能、消臭性能を持つ繊維を採用。試験でも蒸れの抑制効果が確認できたとしている。
そのほか、耐水性を従来モデルよりもさらに強化した「ガジェタブル WR2」や、背面構造やショルダーハーネスで放熱性を向上させた「ラグレンティス エア V」を発売予定。ビジネスリュックの予定価格は、2万円台半ばから4万円台前半。
プロテカから「ジャパンラグジュアリー・ラゲージコレクション」
スーツケースを展開するプロテカからは、日本製ラゲージブランドとしてのクオリティの高さを強く打ち出す「ジャパンラグジュアリー・ラゲージコレクション」として、「PROTECA J5 COLLECTION」が、'25年3月にデビューする。
軽量で強固なマグネシウムフレームや、多数の独自開発機能を搭載した双輪キャスターなど、高品質、高機能を特徴とし、さらにデザインには、漆塗の文具箱からインスピレーションを受けたモデルなど、日本の伝統的な美意識を取り入れている。予定価格は10万円台半ばから20万円台前半。
そのほかプロテカからは、機内持ち込みサイズ2.1kgを実現した「エアロフレックス DX2」など、人気モデルをブラッシュアップした新作や新色、新デザインが登場する。
スーツケースについては、「ハント」ブランド定番シリーズを12年ぶりにリニューアル。これまでは女性をターゲットとして企画されていたが、男性でも使いやすいデザインの「ココント」シリーズを、'25年2月より展開する。スーツケースを家族とシェアする“シェア持ち”、友だちやパートナーとの“おそろ持ち”などのニーズにも応える。予定価格は4万円台前半から後半。
ゼロハリ創業当時の製法・素材にこだわったスーツケース
ゼロハリバートンからは、創業当時のオリジナル製法・素材にこだわるとともに、軽量化に成功したアルミラゲージ「Heritage Line(ヘリテージライン)」が、'25年2月末に登場する。ヘリテージラインについては、サッカー・三苫薫選手のブランドアンバサダー就任発表会で予告されていた。
ゼロハリバートンでは軽量化のため、折り曲げ加工に適した5000番系アルミ合金を用いた開発を行なってきたが、ヘリテージラインでは6000番系を採用。6000番系では強度面では5000番系より優れるものの、厚みが出て重くなるという課題があり、現在6000番系を採用しているブランドはほかにないという。
ゼロハリバートンでは、プレス加工においてボディの厚みを1mmまで薄くすることに成功。ブランドの伝統を復活させるとともに、革新的な軽量化を実現したとしている。価格は10万円台半ばから後半。
そのほか、ゼロハリバートンダブルリブの意匠とアルミ製バックルでゼロハリバートンらしいデザインとしたカジュアルシリーズや、ZH柄モノグラムプリントにアルミパーツを配したトラベルカジュアルシリーズなどを発売する。予定価格は3万円台後半から8万円台前半。
体型を選ばずフィットするハーネス採用の女性向けビズリュック
女性向けにはace.ブランドから、多くの女性ユーザーにフィットするよう、人間工学に基づき開発したユニバーサルハーネスを搭載したお仕事リュック「フィッテム」「フィッテム クラス」を、'25年2月中旬に発売する。予定価格は2万円台前半から半ば。
そのほか、W&.Day/Nightやカナナプロジェクトからも女性向けバッグの新作が登場する。
カジュアルバッグやストリートバッグ
ライフスタイルブランドのUNTRACKではカジュアルバッグシリーズ「CITY」から、ヘルメットバッグをモチーフにした「CITY PLUS / THE HELMET」を'25年2月下旬に発売する。
70~80年代のヘルメットバッグをリバイバルするブランドが多い中、90~00年代に米軍で採用されていたものをモチーフに採用。スナップボタン使いや両サイドのトランシーバー収納、内装の素材に至るまで忠実に再現しているという。予定価格は1万円台後半から3万円台後半。
そのほか、ホースレザーのバケットトートや新型ガーデントート、「着るバッグ」の新作などが登場する。
ストリートバッグブランドのEDGELINK(エッジリンク)からは、イラストレーターのDai / NEW JACKとコラボした限定モデルや、スケートボードを手軽に持ち運べる軽量ボストンキャリーなどを、'25年1月から順次発売する。予定価格は8千円台から1万円台半ば。
エースの歴史は1940年1月の大阪市でのカバン製造卸業「新川商店」創業から始まっており、'25年に85周年を迎える。これを機会とした、エース、プロテカのブランドを改めて打ち出していくプロモーションを計画している。