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タイミー、闇バイト求人に注意喚起 怪しい求人は「通報」を

スキマバイトのタイミーは、「闇バイト」の求人に対する注意喚起を行なっている。同社の対策について説明するとともに、現場で違和感を感じたらすぐに勤務終了するよう呼びかけている。

首都圏で相次いでいる凶悪な強盗事件では、SNS経由の求人「闇バイト」により実行犯が集められているが、タイミーなど求人媒体を使った例も確認されている。タイミーでは、「求人を掲載する事業者のチェックと、求人内容のチェックを中心に闇バイト対策を徹底している」としており、求人内容は、勤務日までに全件チェックする体制を構築。怪しい求人は掲載を止めている。

また、タイミーのアプリ内に「通報ボタン」を用意しており、怪しいと感じた求人内容がある場合は、通報ボタンで知らせるよう呼びかけ。さらに、募集の内容に問題はなくても、現場で説明された仕事内容に不審点や違和感があった場合には「企業に一言伝えた上で帰宅しても問題ない」としている。

タイミーでは、仕事の内容については、アプリ上で「労働条件通知書」を確認するよう呼びかけている。申し込み前、勤務前には必ず労働条件通知書の項目をチェックし、勤務内容に不審なところがないかをあらかじめ確認できる。

なお、タイミーでは申し込み時点で、働く人の名前や連絡先など、業務に必要な情報が企業側に開示されるため、タイミーを介さずに、電話やLINEやSMS等でメッセージが届く場合も考えられるという。しかし、タイミーを経由せずに勤務の案内を受けると、トラブル時にタイミーのサポートを受けられないことから、不審な案内には拒否やブロックをすすめている。

特にTelegramやSignalといった匿名性の高いアプリでのやり取りを執拗に求められる場合は「犯罪に巻き込まれる危険がある」とし、警戒を呼びかけるとともに、「事業者から個人情報を求められても、安易に教えないことが大切」としている。