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楽天、ロボット無人配送を晴海で開始 スタバ・吉野家を夜間も届ける
2024年11月6日 16:27
楽天グループは、自動配送ロボットによる小売店や飲食店の商品配送サービス「楽天無人配送」を、東京都中央区晴海全域、月島と勝どきの一部において、11月6日に開始する。スターバックス、スーパーマーケット文化堂、吉野家の商品を夜間・雨天時も届ける。配送料は100円。
自動配送ロボットによる配送サービスの都内での提供は楽天として初の取り組み。8月からテストサービスとして試験的に運用を開始しており、11月6日から正式にサービス提供を行なう。
スマートフォン向けの専用サイトから注文することで、自動配送ロボットが指定した場所へ届ける。対象店舗は「スターバックス コーヒー 晴海 トリトンスクエア店」「スーパーマーケット文化堂 月島店」「吉野家 晴海 トリトンスクエア店」の3店舗。配送商品数は5,300品以上。
配送場所は、晴海周辺のマンションやオフィス、公園などの62カ所。在宅時のほか、仕事の合間、外出時などの利用を想定している。サービスは年末年始などを除き毎日提供。夜間や雨天時(荒天除く)も稼働する。
届ける時間は、最短30分から最長6日先までの10時~21時のうち15分ごとの枠で指定可能。配送中の自動配送ロボットの現在地や到着予定時刻は専用サイトで確認できる。なお、対応可能時間は各店舗の営業時間により異なる。
到着時は、自動音声電話とSMSにより通知される暗証番号を機体の操作パネルに入力することで、商品を受け取れる。
使用する機体はCartkenが開発し、三菱電機グループのメルコモビリティーソリューションズが本サービス向けに調整したもの。機体は高度なAIモデルやアルゴリズムを活用した自動走行機能や衝突回避機能を備え、ロボットデリバリー協会の安全基準に基づく審査に合格している。機体サイズは長さ71cm×幅45.5cm×高さ120cm(視認性確保のための旗を除くと61.8cm)。積載容量は約24L。
今回のサービスでの最高速度は5.4km/h。自動走行および遠隔監視・操作のもと運用される。配送場所の詳細は、晴海1丁目~5丁目、月島2丁目、4丁目の一部、勝どき2丁目の一部における62カ所。対象店舗、配送商品数、配送場所は順次拡大予定。