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タッチ決済乗車の長野「ぐるっとまつもとバス」Suicaに対応

長野県 松本地域内の路線バス「ぐるっとまつもとバス」において、Suicaなど交通系ICカードの利用が可能になる。サービス開始時期は2026年春を予定。

松本市、JR東日本、アルピコ交通が「地域連携ICカード」システムを利用したIC乗車サービスの提供について合意したことで決定。SuicaやSuicaと相互利用可能な他の交通系ICカードを「ぐるっとまつもとバス」で利用できるようになる。

ぐるっとまつもとバスは、2023年4月から公設民営という新しい運行形態でスタート。10月よりタッチ決済対応のカードでのバス乗車ができるようになり、11月中に全路線でタッチ決済とチケットQRによる乗車サービスに対応予定としている。

2026年春に導入するのは、Suica等の交通系ICカードが使える「地域連携ICカード」システム。地域連携ICカードは、地域のバス事業者が運行するバスの定期券や各種割引など地域独自サービスの機能に加え、Suica対応エリアにおける乗車券や電子マネーなどのサービスも利用できる2in1カード。

ぐるっとまつもとバス

導入予定エリアは、松本エリアで運行する一般路線バス(23路線58台)。導入後は、乗降データを利活用して適切な運行経路やダイヤの見直しを行ない、持続可能な公共交通ネットワークの構築に向けて取り組んでいく。

また、2024年度末には、長野県内の篠ノ井線や大糸線等でもSuicaが利用可能になる予定で、交通系ICカードの利用により、便利な公共交通での移動を提供していくとする。