ニュース

Liquid、eKYC本人確認サービスのディープフェイク対策を強化

Liquidは、オンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」において、生成AIによるディープフェイク対策を強化した新機能を発表。新機能は導入企業に無償で適用され、自動的にディープフェイクによる不正を検知する。

「LIQUID eKYC」は、本人確認書類の撮影やICチップの読み取りと、自撮りの顔写真との照合を行なうオンライン本人確認サービス。

近年、高精度な生成AIの普及により、偽の画像や動画の「ディープフェイク」を使ったなりすまし不正が増加しているという。

従来は、スマホやディスプレイに偽の画像や動画を投影するアナログな手口が多かった。最近では、IT技術を駆使してWebサイトやアプリに偽のコンテンツを潜り込ませるデジタルな手口が出現。

Liquidはこれまで、ユーザーが撮影した正面の顔画像から追加動作なしで本人確認を行なうパッシブ判定機能を提供してきたが、新たな不正手口への対応が求められていた。

昨今の生成AIによる不正手口の傾向を分析し、ディープフェイクを含む、デジタルでのなりすまし攻撃全般を判定する新機能を開発・導入した。

新たな対策は、グループ会社のELEMENTSが提供するファッションEC向け画像生成AIツール「SugeKae」などの技術的強みを活用。ディープフェイクへの対策を強化している。

新機能では、累計5,000万件以上の本人確認実績から得た画像認識技術と、グループ全体で培った生成AI技術の知見を活用。ディープフェイクを含むデジタルでのなりすまし攻撃全般を効果的に検知する。