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西武鉄道・JR西のスマートロッカーで食品ロス削減
2024年10月8日 19:31
西武鉄道とJR西日本の駅に設置しているスマートロッカー「SPACER」を活用した食品ロス削減サービスの実証実験が、10月16日より開始される。食品ロス削減を目的としたフードシェアリングサービス「TABETE(タベテ)」で取り扱っている商品の一部を、対象のスマートロッカーで受け取れる。
スマートロッカーを運営するSPACERと、TABETEを運営するコークッキング、および鉄道各社の連携による取り組み。TABETEは、パン・ケーキ店、ホテル、飲食店、スーパー等において、まだ安全に食べられるにも関わらず「食品ロス」となってしまう食べ物を、ユーザーとマッチングするアプリで、食品ロス削減に加え、店にとっては無駄を減らして売上を増やせるというメリットがある。
これまではTABETEで決済された商品は店頭での受け渡しが主流で、閉店後に店頭での受け渡しができないことから、取り扱いできる店舗が限られていた。
そこで、閉店後の商品も取り扱いができるようスマートロッカーを活用。店舗が配送員に商品を渡しロッカーまで配送する。これにより、閉店後でも温度管理されたロッカーで商品の受け渡しが可能となる。利用者は都合の良い場所(ロッカー)・時間を指定して、TABETEで決済した商品を受け取れる。
実証実験は、西武鉄道の東京都・埼玉県の19駅と、JR西日本の大阪府の5駅で実施。開始時の店舗数は2店舗で、順次拡大予定。ロッカー利用料は1決済あたり200円(税別)。
利用方法は、TABETEで商品を選択し、受け取り方法を「自宅や職場付近のロッカーで受け取り」としてロッカーの場所と時間を選択して決済する。商品の配送開始、格納のタイミングでプッシュ通知が届くので、格納の通知後に指定したロッカーでTABETEアプリの「解錠する」ボタンをタップして解錠し、商品の受け取る。
設置場所は、西武鉄道が池袋駅、練馬駅、石神井公園駅、保谷駅、ひばりヶ丘駅、清瀬駅、秋津駅、西武新宿駅、高田馬場駅、野方駅、鷺ノ宮駅、上石神井駅、西武柳沢駅、田無駅、久米川駅、所沢駅、航空公園駅、新所沢駅、新狭山駅、および東京ガーデンテラス紀尾井町、ダイヤゲート池袋。JR西日本が大阪駅、北新地駅、大阪天満宮駅、高槻駅、鶴橋駅。
なお、西武鉄道とJR西日本はそれぞれSPACERと協働で商品受取サービスを展開しており、サービス名称は西武鉄道が「BOPISTA」、JR西日本が「pikuraku」。