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日産、法人向け車両データ活用サービス「Nissan Biz Connect API」

日産自動車は、車両データを活用した法人向けサービス「Nissan Biz Connect API」を開始した。法人が所有する日産車両の位置情報や、電気自動車(EV)の電力消費量、残量などのデータをニーズに合わせて活用できる。

Nissan Biz Connect APIは、純正の車載通信ユニット(TCU)を利用し、車両の位置情報やEVの電力残量、累積走行距離、電力消費量、充電時の電力残量などをリアルタイムで提供する。

APIを通じて、リアルタイムにデータの取得とシステム連携することで、車両の運行管理や最適な配車計画の作成、充電タイミングの最適化などが可能。これにより、業務効率化やコストの削減、顧客満足度の向上に貢献する。

例えば、EVタクシーの配車システムに車両データを連携することで、最適な配車計画を作成。運行効率を高め、短時間で多くの利用者を送迎可能となる。リアルタイムで電力残量を把握し、充電タイミングの最適化も図れる。

カーシェアリングでは、車両の位置や電力残量をリアルタイムに把握。ユーザーに最適な車両を案内できる。貸し出しや返却処理の効率化、車両の稼働状況の把握により、適切な台数の分析や返却処理といった管理工数を削減する。

なお、サービス開始時の対象車両は日産リーフ(2021年モデル以降)、日産サクラ。両車両のSグレードは対象外となる。また、適用車両を順次拡大予定。