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セイコーハウス銀座の「からくり時計 輪舞」を受注販売 1.6億円
2024年10月2日 17:46
セイコータイムクリエーションと和光は、銀座4丁目のセイコーハウス1階入口に設置している大型からくり時計「からくり時計 セイコー 輪舞(ロンド)」と同仕様のモデルを「デコール セイコー からくり時計 輪舞(ロンド)」と銘打ち、10月2日より受注を開始する。銀座・和光でのみ受注する限定品で、価格は1億6,500万円。
ロンドは、セイコータイムクリエーションが家庭用から屋外設置用の大型タイプまで様々なからくり時計を手がける中で培ってきた技術とノウハウのすべてを結集して仕上げたという商品。毎正時に、昔ながらの機械式時計の中の世界を歯車が駆け巡る「歯車の冒険」をテーマとしたパフォーマンスが繰り広げられる。
歯車が駆け巡るのはクロックの機構に関連する部品を使った、「ハンマーの海」「振り子の林」「重錘の波」の3つのパート。それぞれ、クロックの中で重要な役割を果たす大切な部品を使った造形が作り上げられている。
その動きは、設定時刻の約1分前のファンファーレから始まり、合計7体の人形たちが音楽とともにレバーを回して歯車を導く。歯車はレールの上を 、機械式の時計のメカニズムをモチーフにしたハンマーや振り子、重錘の仕掛けの脇を駆け抜ける。最後に時計内部に収納されると、文字板がゆっくりと開き、時の訪れを告げる。
ゴールドとシルバーを基調にした重厚な雰囲気を持ち、その中で華やかさを添えるガラスのパーツはセイコーグループとの関係を持つオハラ製の光学ガラスを使用。透明度や光学性能の高さから、スペースシャトルの窓ガラスにも採用された素材だという。
2,000個を超える部品の多くは専用設計。製品1点ずつ、熟練した職人の手による組み立て、調整を施し製作される。
パフォーマンス時の音楽は、購入者が音源を指定可能。また、7体の人形のうち1体は、購入者オリジナルの造形に変更できる。購入者がビルや施設のエントランスに設置することも想定しており、オリジナリティを備えた特別なからくり時計として、企業イメージの訴求などにも適しているとしている。なお、音源は著作権等の確認をできた音楽のみ、人形はからくりの機構に支障のない範囲での対応となる。
購入後5年間の無償のアフターメンテナンスに対応。年4回の定期メンテナンスおよび5年目のフルメンテナンスを提供する。
サイズは180×75×163.7cm(幅×奥行×高さ/台座部分を含む)、重量は約320kg。時計部機械体は電波修正式クオーツ、時間精度は平均月差±20秒(気温5℃~35℃で使用した場合/電波修正による時刻修正を行なわない場合)、電源はAC100V。風雨の影響のない室内設置専用品。納品は注文してから約10カ月後。