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ローソンに寄るとギガがもらえる povo2.0新サービス「Data Oasis」

KDDIは、子会社化したローソンと連携した施策を順次スタートする。オンライン専用料金ブランド「povo2.0」の“リアル拠点”としてローソンを活用するため、povo2.0契約者が、ローソンに立ち寄ると「ギガ」(通信データ容量)がもらえるサービス「povo Data Oasis」を2024年内に開始する。

容量は1回あたり100MBで、1カ月の上限は1GB。店舗訪問の判定は、位置情報(GPS)を使い、アプリで操作・チェックインすると100MBが付与される仕組み。厳密にはローソンに入店せずにデータを得られる場合もあるが、「どこまで詳しく判定するかはこれからローソンと協議していく」という。

アプリから現在地を取得
0.1GB追加

ローソンとしては来客増を期待。ローソンを訪問して、何も買わずにギガだけ獲得して出てくることも可能だが、「来店したら買い物しないと申し訳ないな、となって買ってくれれば嬉しい」(KDDI高橋誠社長)とする。

povo Data Oasisでは、povoアプリ内に「ローソン」の項目を用意し、ローソンに来店して入店操作などを行なえる。また、「からあげくん」などがもらえるローソン独自のトッピングも用意し、povoアプリから購入できる。対象トッピング購入でPontaポイントを2%追加するキャンペーンも行なう。

さらに2025年初旬には、ローソン全店舗でeSIMのギフトカードを販売開始。本人確認不要な「データ専用」のトッピングをカードとして販売し、容量を選んでレジで購入。povo 2.0の通信サービスをコンビニから始められる。

povo2.0のデータSIMも25年に販売

povoアプリでも同じことはできるが、KDDI高橋社長は、「あらゆるキャリアの副回線になれる」とその意義を強調。2年前に発生したKDDIの大規模障害にも言及し、その反省からキャリア各社で月に数百円の「副回線サービス」が始まった。こうした万一の障害にも備えるサービスとして、povoの新たな側面をアピールしていく。