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災害情報をXで発信する人は偽情報の見分けに自信 ドコモ調査

NTTドコモ モバイル社会研究所は、Xを用いて災害情報を発信・拡散した経験の有無と、偽情報を見分ける自信の有無の関係についての調査を'23年11月に実施した。調査対象は全国の15~79歳の男女。有効回答数は8,991。

調査の結果、災害情報の発信・拡散をしたことがある人は、偽情報を見分ける自信がある割合が高い傾向があり、発信・拡散をしたことがある人は、ない人と比較して、偽情報を見分ける自信がある割合が25ポイントも高かった。

また、Xを利用して災害に関する情報について発信・拡散を行なった経験が多い10~20代に限定して調査を行なった結果、発信・拡散をしたことがある人の中で、偽情報を見分ける自信がある割合は、約6割と全体より高い傾向だった。

偽情報の発信や拡散を防ぐためには、ファクトチェックが求められる。そこで、Xで災害情報を発信または拡散した経験がある人は、どれくらいファクトチェックを知っているのかを調査した結果、発信・拡散をしている半数以上が理解していない・聞いたこともないと回答した。

災害情報の真偽を見分ける自信とファクトチェックの理解を合わせて調査すると、真偽を見分ける自信がある人の35%は、ファクトチェックを理解していない・聞いたこともないという結果となった。