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ガーミン、ソーラー充電で320時間駆動「Enduro 3」 過酷なレースに対応

ガーミンジャパン(Garmin)は、トレイルランなどの過酷なレースに対応するマルチスポーツGPSウォッチ「Enduro 3」を8月29日から発売開始した。価格は148,000円。

「Enduro(エンデューロ)」シリーズは、ソーラー充電による長時間のバッテリー性能や精密なGPSによる地図ナビゲーション機能などを備え、トレイルランニングやウルトラマラソンなどに挑むアスリート・冒険家に向けたGPSウォッチ。

新モデルの「Enduro 3」は第3世代ソーラー充電技術によるバッテリー性能を強化。バッテリー自体の増強のほか、ソーラーパネルの採用で高効率での充電が可能となり、GPSモードの稼働時間は前モデル比で約200%以上向上、約320時間を実現する(50,000ルクスの条件下で1日3時間の屋外使用と終日着用を想定)。

ケース径は51mm、ベゼル素材はチタン。クリアなレンズを採用することで、視認性も向上し、ディスプレイは1.4インチ/280×280ピクセルの半透過メモリインピクセル(MIP)。ボディは、アメリカ国防省が定めるミルスペック(MIL-STD-810)に準拠しながら軽量化。本体のみで57g、バンドを含めて63gとなる。腕にフィットする軽く伸縮性のあるナイロンバンド(UltraFit 2 Nylon Strap)を採用する。

内蔵LEDフラッシュライトは、明るさを向上。夜間や辺境でのアクティビティに活用できる。内蔵メモリは32GB。防水機能は10ATM(100m)、

Garminの特徴であるナビゲーション機能は、GNSSマルチバンドテクノロジー対応。2周波数帯(L1信号・L5信号)を環境に応じて活用し、過酷な環境下でも素早く高精度な位置情報を取得。バッテリー稼働時間を犠牲にせずに、位置情報の精度を上げる独自のSatIQも搭載する。高度計、気圧計、電子3軸コンパスが含まれるABCセンサーを搭載する。

日本詳細地形図をプリロードするほか、海外大陸地図などをダウンロード可能。マップ&ナビゲーション機能もバージョンアップ。目標距離を指定すると、ウォッチがルートを自動作成し、ナビゲーションを開始。コースを外れてもルートを自動で調整し、走行中にターンバイターンを案内し、出発地点から目標距離の近くまで戻れる「ダイナミックラウンドトリップ」が追加される。

トレーニング機能は、「トレイルランVO2 Max(最大酸素摂取量)」や、スタミナとパフォーマンス強度の「リアルタイムスタミナ」、傾斜や距離、標高の上昇を現在と今後リアルタイム情報を表示する「ClimbPro」などを搭載。また、目的や状態に応じてカスタマイズし、効率よく筋力を高められる「筋力トレーニングプラン」も備える。

スマートフォンとのペアリングをせずに、アクティビティルート、重要な位置情報、トレーニングプランなどを、リアルタイムで共有できる「Garminシェア」、ウォッチ上から位置情報やテキストの双方向メッセージが可能な「Garmin Messenger APP」も内蔵する。

メールやSNSのメッセージ、アラートなどをウォッチで受信可能。また、Spotify、Amazon Music、LINE MUSICなどのストリーミング音楽配信サービスに対応。最大2,000曲を保存できる。Suicaにも対応する。

稼働時間(通常/ソーラー)は、スマートウォッチモードが約36日間+約54日間、バッテリー節約ウォッチモードが約92日間+無制限、GPSモードが約120時間+200時間。電源は太陽光充電とUSB充電。