福島交通・会津バスの路線バス・電車が各種キャッシュレス決済対応

路線バスの決済端末の利用イメージ

福島交通や会津バス、三井住友カードら7社は、福島交通と会津バスが運行する路線バスと福島交通飯坂線に、タッチ決済やスマホ決済のサービスを9月から順次導入する。

福島交通と会津バスが運行する路線バス全車両(約500台)と、福島交通飯坂線の全駅が対象。クレジットカードやデビットカードなどのタッチ決済は9月11日から、電子マネー決済とQRコード決済は10月16日から開始される。

対応するクレジットカードは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、銀襴。Mastercardは順次追加予定。対応する電子マネーはWAON、nanaco。対応するQRコード決済は、PayPay、楽天 Pay、d払い、メルペイ、au PAY、J-Coin Pay、Alipay、WeChat Pay。

WAONとnanacoに続く形で、Suicaなどの交通系電子マネーの利用は、2025年度をめどに対応する予定。飯坂線の券売機については10月16日から対応、切符の購入に電子マネーを利用できるようになる。

今回の取り組みは、福島交通、会津乗合自動車(会津バス)、三井住友カード、ジェーシービー(JCB)、QUADRAC、トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)、レシップの7社によるもの。

このほか福島交通と会津バスでそれぞれ提供されているICカード「NORUCA」「AIZU NORUCA」については、共通利用(相互利用)、Web定期券購入、オートチャージの各サービスが10月16日から開始される。

利用方法

路線バスにてクレジットカードのタッチ決済を使う場合、乗車時と降車時に、決済端末にカードやスマートフォンをタッチする。電子マネー決済かQRコード決済を使う場合、乗車時に整理券を取り、降車時に整理券を投入して決済手段をタッチパネルで選択、タッチやQRコードをかざして決済を行なう。

飯坂線の電車の各駅にて、クレジットカードのタッチ決済を使う場合、改札機にカードやスマートフォンをタッチして入場・出場が可能。電子マネー決済とQRコード決済は、券売機での切符の購入に利用できる。

飯坂線の新改札機とキャッシュレス対応券売機

10月16日からは、NORUCAへのチャージ金額のプレミアが10%から6%に変更される。また、NORUCA学割回数券、NORUCAちょこエコ回数券の発売は終了する。10月15日までにチャージした分は有効期限なく使用できる。