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カルビー、昭和女子大学生とポテチ共創 家族団らんの「とりしお味」

カルビーは、昭和女子大学の学生と共創した新商品「ポテトチップス とりしお味」を12日に発売する。2025年2月上旬終売予定。価格はオープンプライスで、市場想定価格は160円前後の見込み。

同社は2022年4月に、企業や自治体との連携を多数推進している昭和女子大学をパートナーに、共創プロジェクト「アイデアをカタチにプロジェクト」をスタート。その第1弾として2023年3月に「シンポテト 噂のハニーチキン味」を発売している。「ポテトチップス とりしお味」は、その第2弾となる商品。

昭和女子大学によると、大学での学びと、会社に入ってからの学びは異なるとし、会社での学びを体験する一つの手段として、共創プロジェクトをスタートしたという。大学までの学びには答えがあり、いかにそこまで正しくたどり着くかがポイントだが、会社ではそもそも答えが分からないし、問いも自分で設定する必要があり、その問いも常に変化する。答えがない世界をカルビーとの共創によって学生に体験させるのが狙いとなる。

参加した学生たち

プロジェクトには昭和女子大学から12名の学生が参加。月1回合計12回のワークショップを実施し、味付けやネーミング、パッケージデザイン、PRの方法など、製品企画に関わるすべての工程を学生主体で行なった。

30~40代の女性を中心としたポテトチップスの開発に向け、参加学生はコンセプトを「家族団らん」に設定。フレーバーは子どもの頃の親の手料理をイメージした鶏がら味に決定した。

味名は、定番のポテトチップスにはない中華ジャンルのしお味として、“鶏がらスープ”と“しお味”を組み合わせた「とりしお味」。隠し味は胡椒としょうが。学生と共に試食を重ね、配合比率や味つけの濃さなどを調整することで“ほっとする、懐かしい味”に仕上げたという。店頭での販促ツールやSNS等を使ったPR活動にも学生が参加している。