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レッドブルが日本のサッカークラブ「大宮アルディージャ」買収
2024年8月6日 17:15
レッドブルは、Jリーグのサッカークラブ「大宮アルディージャ」を買収する。NTT東日本と大宮アルディージャを加えた3社が連名で発表した。
オーストリアのレッドブル(Red Bull)とNTT東日本は、NTT東日本が保有する、大宮アルディージャと大宮アルディージャVENTUSを運営するエヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティが発行する株式100%をレッドブルに譲渡する株式譲渡契約を締結した。株式譲渡は2024年9月を予定する。
大宮アルディージャは、埼玉県さいたま市をホームタウンとするプロサッカークラブ。現在は3部リーグであるJ3に所属している。前身は1969年に結成された「電電埼玉サッカーチーム」で、1998年に「大宮アルディージャ」としてプロ化、プロサッカークラブとして26シーズン目を迎えている。「大宮アルディージャVENTUS」は2021年から始まった女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)に参戦しているチーム。
レッドブルは大宮アルディージャに対し、育成世代での活動で多くの選手をトップリーグに輩出してきた実績を評価。女子チームも世界で活躍できる選手が多く在籍しており、可能性を感じているとしている。
レッドブルはアメリカ、ドイツ、ブラジルでそれぞれサッカークラブを運営しており、この「レッドブルサッカーネットワーク」に日本が加わることになる。サッカーネットワークを活用することで、大宮アルディージャに対して選手や指導者の育成、ノウハウ、環境への投資による地元出身選手の育成など、さまざまな貢献を実現していく方針。
一方で、「チーム名やクラブカラーなどをリスペクトし、クラブが積み重ねてきた26年の歴史をベースに積極的に新たな挑戦を行なっていく」と、地域のサッカー文化を尊重する方針も明確にしている。