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グーグル、検索で違法な独占 独禁法訴訟で敗訴

米司法省によるGoogleの検索に対する独占禁止法違反訴訟において、コロンビア連邦地裁は5日、Googleが違法に独占を維持しているとする判決を下した。

訴訟はスマートフォンの検索エンジンでGoogleをデフォルトで設定することなどを焦点にしたもの。司法省は、「アメリカ国民にとって歴史的な勝利。大きく、影響力のある企業であろうと、法を超越した存在ではない」との声明を発表。一方のGoogleは控訴する方針を示している。

GoogleのGlobal Affairs担当プレジデントKent Walker氏は、「この判決は、Googleが最高の検索エンジンを提供していることを認めているが、それを簡単に利用できるようにすることは許さないとしている。Googleは『業界最高品質の検索エンジンであり、何億人もの毎日のユーザーから信頼を得ている』、『特にモバイル デバイスでは長年最高の検索エンジンであり続けている』、『AppleとMozillaは、Googleの検索品質を競合他社と比較して評価し、Googleの方が優れていると判断することがある』という裁判所の判断を高く評価する。人々がさまざまな方法で情報を探していることを考慮し、我々は控訴する」と述べている。