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佐川急便、「置き配」に対応 9月から本格展開

佐川急便は、荷受人が「置き配」を選択できるサービスを9月2日から開始する。

現在は、指定場所配送サービスとして、一部の荷物のみが「置き配」対応となっているが、9月以降は佐川急便Webサービスのスマートクラブ会員と、佐川急便LINE公式アカウントから、より多くの荷物で「置き配」が選択できるようになる。

対象となるのは、「飛脚宅配便」「飛脚ラージサイズ宅配便」「飛脚航空便」。受け取り場所は、「宅配ボックス」「玄関前」「ガスメーターボックス」「車庫」「自転車のかご」「物置等」から指定できる。

置き配の利用には、スマートフォンやPCから、Webサービスのスマートクラブにログイし、荷物の受け取り方法で「置き配」を選択し、希望の受け取り場所を指定する。または、佐川急便LINE公式アカウントに届く、「お届け予定通知」から「置き配」の選択を行なう。

佐川急便は、置き配対応により、ユーザーの利便性の向上とともに、再配達削減によるトラック輸送時のCO2排出量削減やドライバー業務の効率化を目指す。宅配大手では、ヤマト運輸が6月から本格展開、日本郵便は2019年から置き配を展開している。

国土交通省によれば、2024年4月時点の宅配便の再配達率は約10.4%。今年度中に再配達率を6%まで下げることを目標としている。