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ネコ型配膳ロボット次世代機「BellaBot Pro」 新AIと巨大ディスプレイ
2024年7月1日 17:17
Pudu Roboticsは、ネコ型配膳ロボット「BellaBot」の次世代モデル「BellaBot Pro」を発表した。大型ディスプレイや最新AI、カメラなどを搭載し、新たな音声や挨拶、料理識別、広告利用など多くの機能強化が図られる。
BellaBotは、Pudu Roboticsによるネコ型配膳ロボット。レストランをはじめ様々な場所で導入されている。新モデルでは、18.5型のディスプレイを搭載し、顧客の注目を集める「動くプロモーションプラットフォーム」として利用可能になる。様々な表情や音声、環境に合わせてカスタマイズできる外観などで高い販促効果が期待できるという。
また、レーザーとビジョンを融合し、マーカー不要の簡単なマッピング設定を実現。最大30mの高い天井や広いエリア(最大200,000m2など、さまざまな環境で使用可能となる。また、マッピング設定に要する時間も平均75%短縮される。マッピング方法は、VSLAM & ライダーSLAM(bellabotはマーカー&レーザー)。
BellaBot Proのフロントカメラも強化。手を振るなどの特定の客のジェスチャーを瞬時に検出できるようになったため、接客時にさらに適切な応答ができるという。
トレイの上に配置された魚眼カメラとライトでは、トレイ上の物体の有無を検出できるようになった。従来のBellaBotは、料理の受取後に客のボタン操作が必要だったが、BellaBot Proは、客がトレイから料理を受け取ると、タスクが完了したことを自動的に認識。ボタン操作なしで次のタスクに進めるようになる。配達にかかるプロセスを効率化し、客の操作を減らしたり、配膳にかかる時間を短縮できるようになる。
新AIでは、トレイ上の料理を認識し、音声案内を通じて料理紹介が可能となる。これにより、客の取り間違えを防止できる。
3台のRGBDカメラや1台のレーザー光センサーに加え、新搭載の2台のフロントビューカメラによって、全方位を認識。車輪部の死角が減ったことで、安全性を向上する。加えて、ロボットの進路を地上投影照明で照らすため、接近を歩行者に警告し、衝突のリスクを軽減する。またサスペンションの進化により、安定性を向上している。
外形寸法は570×550×1,290mm、重量は60kg。走行速度は0.2~1.2m/秒。対応可能な最大段差1cm。稼働時間は10時間。