ニュース

京王多摩川駅周辺で再開発プロジェクト 集合住宅や商業施設整備

京王電鉄は、京王相模原線京王多摩川駅前で開発を進めている「(仮称)京王多摩川開発プロジェクト」において、「京王多摩川駅周辺地区土地区画整理事業 基盤整備工事」を2024年7月に着工する。

京王相模原線京王多摩川駅徒歩1分に立地する、旧京王フローラルガーデンアンジェ跡地ほか社有地を含む約2.8haの敷地において、土地区画整理事業により、道路の新設や既存道路の拡幅、公園の整備を実施するプロジェクト。

事業敷地内では、広場や歩行者空間を整備するほか、集合住宅、商業店舗、保育園、事務所、調布市福祉施設など多様な用途からなる、A棟・B棟・C棟の計3棟の建物を開発。「住み継がれる、暮らし継がれる街」を目指して、京王グループとしての新たなまちづくりに取り組む。

賃貸住宅(214戸)などが整備されるB棟は2027年7月頃開業、分譲住宅(264戸)が整備されるC棟は2027年12月頃の開業を予定している。A棟については未定。

街区内の全体デザイン監修は、仲建築設計スタジオ。住まい手のみならず地域の人々も立ち寄れる、“よりどころ”となる空間づくりを目指す。

京王電鉄は、2019年に調布市へ「まちづくり計画」を提出し、その後2023年5月に調布市にて「京王多摩川駅周辺地区地区計画」が都市計画決定されていた。2024年3月には「京王多摩川駅周辺地区土地区画整理事業」が東京都の事業認可を受け、2024年7月から土地区画整理事業による基盤整備工事を進めていく。

なお、この開発に合わせ、京王多摩川駅においても、エレベーターの大型化や旅客トイレ改修、ホームドア整備に合わせたホームと車両床面の段差隙間の縮小など、バリアフリー機能を強化する駅改良工事を実施する。

計画地は、東京都調布市多摩川4丁目38他。施行区域面積は約27,978m2。事業期間は2024年3月~2028年を予定。