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日本版ライドシェア、雨の日は乗りやすく 運行時間・台数緩和

4月にスタートした日本版ライドシェアの条件を緩和し、7月1日からは雨が降った場合のタクシー利用者の急増に対応できるようになる。

日本版ライドシェアは、観光地や大都市など「タクシー不足が顕著」なエリアで実施。タクシー会社の管理のもと、一般のドライバーが自家用車等で有料で運行するサービスとなる。現在、全15地域で運行開始しており、32地域において検討中。

タクシー不足解消のための施策だが、現状は、地域を限定し、タクシー台数が本格的に足りない時間帯とエリアのみで導入されている。そのため「天候」等によるタクシー需要変化には対応が難しかった。

日本版ライドシェアは4月にスタートした

国土交通省では、4月の導入開始以降の利用データにより、「雨天時においては移動需要が大きくなることが確認された」とし、雨の日の条件緩和を決定。7月からは1時間5mm以上の降水量が予報される時間帯は、指定の時間外でもライドシェアの車両を使用可能とする。

緩和される条件は、「24時間先までの降水量の予報が1時間5mm以上となった時間帯」と「その前後1時間」。これにより、通常は使用不可の時間帯も雨天時に限りライドシェア車両の最大まで利用可能となる。これまで使用可能だった時間帯は、営業区域内で使用できるライドシェア車両の最大2倍まで緩和する。

対象となる営業区域は、東京都特別区、横浜市・川崎市、名古屋市、京都市、札幌市、仙台市、さいたま市、千葉市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市の全12地域。同施策により、雨天時の移動の足不足の解消を目指す。