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イオンモール、資源回収ボックス常設 衣料品・雑貨を回収

イオンモールは6月5日より順次、家庭で不要となった衣料品や雑貨を回収する資源回収ボックスを、全国のイオンモールにおいて常設する。

地域のごみの削減、ごみを資源として循環する社会を目指す取り組み。国内における衣類の年間廃棄量は約45万トンとされ、雑貨も含め使用可能なものが大量に廃棄されている。イオンモールでは衣料品関連企業の専門店が多くを占めていることから、廃棄問題においても主導して、衣料品業界の抱える課題解決をサポートする。

回収した衣料品や雑貨などは、リユース、リサイクルによる資源循環を行なう。また、資源回収ボックスやベンチなどの館内什器にアップサイクルし、消費者から回収した衣料品がイオンモール内での循環につながっていることの体験を創出し、不要品を捨てずに資源化するという行動変容を促す。

回収品目は、衣類(トップス、ボトムス、ジャケット、コート等)、雑貨・ホビー用品(バッグ、キャップ、ベルト、ミニカー・鉄道玩具、ぬいぐるみ・フィギュア等)。やぶれ、シミ、過度の毛玉があるものは不可。また、ブロックなど細かく散らばるものは袋に入れて投函するよう呼び掛けている。

今回の取り組みは、ECOMMITが提供する資源循環サービス「PASSTO(パスト)」のスキームを活用。ECOMMITとイオンモールはこれまでも、千葉エリア4店舗でPASSTOによる衣料品・雑貨の不要品回収の実証を行なっていた。

6月は関東、九州エリアで開始。2024年度中に全国のイオンモール約90店舗での不要品回収と、稼働1年間(2025年)での回収量約1,000トンを目指す。