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東急電鉄、後払い方式のタッチ決済乗車に対応 世田谷線以外の全駅
2024年5月9日 14:43
東急電鉄は、5月15日からタッチ決済対応のカードや同カードが設定されたスマートフォンを使用した後払い乗車サービスの実証実験を、世田谷線を除く東急線全駅で開始する。
東急電鉄では、23年夏から「Q SKIP」による「事前購入方式」でのカードのタッチ決済やQRコードを使った乗車サービスの実証実験を展開していたが、今回の同実証実験は、「後払い方式」となることが大きな違い。
後払い方式のため、事前の乗車券購入が不要で手持ちのタッチ決済対応のカードやスマートフォンを対象改札機の読取部にかざすことで、東急線に乗車可能となる。東急東横線、田園都市線、大井町線などの各線で対応。なお、東急線と相互直通運転を行なっている他社線は、本実証実験に対応しない。
また世田谷線の各駅では、2024年中に車両や改札窓口にタッチ決済やQRコード対応した読取機器を設置し、実証実験を開始する予定。
対象のカードブランドは、Visa/JCB/American Express/Diners Club/Discover/銀聯。Mastercardについては順次追加予定。
対象ブランドのタッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)や同カードが設定されたスマートフォンを、乗降車時に対象改札機の読取部にかざすことで、普通旅客運賃(10円単位運賃)と同額で利用できる。これにより、使い慣れたタッチ決済で鉄道乗車を実現するほか、訪日外国人を含む来街者にも利用しやすい鉄道を実現する。
東急電鉄と東急、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)、ジェーシービー(JCB)、QUADRACが協力して実現。三井住友カードのstera transitや東急のデジタルチケット「Q SKIP」、QUADRACの「Q-move」などを採用する。