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住信SBI銀、公的個人認証+顔撮影を行なう本人確認サービス

住信SBIネット銀行は、マイナンバーカードを利用した公的個人認証サービスと公的個人認証時に顔の撮影を行なう機能を導入する。2月26日以降順次、「住信SBIネット銀行」アプリで支店名がフルーツの個人口座の利用者で対応する。

公的個人認証サービスは、マイナンバーカードに搭載された電子証明書を読み取ることで、口座開設時に第三者によるなりすましや文書が改ざんされていないことの確認を行なうためのサービス。同サービスを利用することで、スマートフォンによる本人確認資料の撮影が不要となり、口座開設完了までの時間が短縮され、手続き後すぐに口座を利用できるようになる。また、偽造本人確認書類による不正口座開設申込の防止も見込む。

今回の仕組みでは、この公的個人認証サービスに加え、マイナンバーカードの読み取りによる本人確認時に顔容貌を撮影。口座開設後、アプリを使用する際にも顔容貌の照合を行なうことでセキュリティを強化する。また、従来の「スマホで本人確認」機能もリニューアルし、首を振る撮影が不要となる。

このサービスは、Liquidによる「LIQUID eKYC」の公的個人認証(JPKI)と「JPKI+(容貌)」機能の利用により実現。公的個人認証と顔撮影を併用した口座開設は、ネット銀行初の取り組みとなる。公的個人認証は顔撮影のフローがなく、顔認証でサービス利用時の当人性を確認できないことから、なりすましの抑制のために導入する。

住信SBIネット銀行では、各提携NEOBANKサービスについても、今後順次展開を検討していく。