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アマゾンの新スマートホームデバイス「Echo Hub」発売開始 25980円

Echo Hub

アマゾンは21日、スマートホーム製品を一括操作できるスマートホームコントロールパネル「Echo Hub」の販売を開始した。価格は25,980円。'23年9月に発表していたが、今回日本で発売されることになった。

Amazonデバイスで、スマートスピーカー「Echo」、スマートディスプレイ「Echo Show」、車載など「お出かけAlexa」に次ぐ新カテゴリ「スマートホームハブ」の第1弾製品。音声アシスタント「Alexa」を軸とした家庭内機器のコントローラとして動作する。

Echo Hubは、8型のタッチ対応ディスプレイを備え、Alexaによる音声操作やタッチパネルで家庭内の機器のコントロールが行なえる。ホーム画面に表示されるウィジェットはカスタマイズ可能で、よく使う照明の調整や、スマートカメラの映像の確認、音楽の再生などを素早く行なえる。

また、スマートホーム製品を部屋ごとにグループで管理できる。加えて、ドアのロック、照明の明るさ、エアコンの調整などの一連の操作を「定型アクション」として、事前に設定し、ワンタッチで利用可能。

Echo Hubから各部屋のデバイスをコントロール

「使わないときは生活に溶け込むデザイン」を目標とし、8型というディスプレイサイズも、その目標にあわせて設定。Echo Hubを使用していないときはお気に入りの写真や時刻などを表示し、内蔵の赤外線センサーで人の接近を検知すると自動的にホーム画面を表示する。

スマートディスプレイ/スピーカーのように身近な場所だけでなく、「生活動線」への設置を想定。例えば室内インターフォンの近くやキッチンなどに壁掛けするイメージで、専用の壁掛け金具も付属する。なお、防水対応ではないため、水回りへの設置は推奨されない。

Echo Hub は、Zigbee、Thread、Bluetooth、Matterの各規格に対応し、数千種類のカメラ、照明、ドアのロック、スマートプラグ、エアコン、スピーカーなどに対応する。また、クラウドを介さず動作するため、遅延が少なく快適に操作できるという。

マイクやステレオスピーカーを搭載し、音楽再生に対応。また、Alexa対応のセキュリティカメラと連携し、映像の確認や音声での応答用モニターとして動作する。AmazonのRingセキュリティカメラの場合は、「スナップショット」機能に対応。外付けカメラで撮影された画像をEcho Hubに表示させるもので、スナップショット画像はEcho Hubに常時表示される。

スナップショット機能

カメラは内蔵せず、ビデオ通話には非対応。この点は、Echo Showとの違いであり、動画配信再生なども想定していない。主な機能は、家電制御を軸にした「コントロールパネル」であり、複数のAlexa対応スマートホーム製品を持つ人が、よりスマートにデバイスを使いこなすための上級者向けの機器とも言える。

Echo ShowとはソフトウェアやUIも別のものになっており、操作ステップ数が少なく、様々なスマートホームデバイスをコントロールできる

Wi-Fiはデュアルバンド、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応で、Bluetooth Low Energyにも対応する。外形寸法は202×15×137mm、重量は365g。電源アダプタ(12.5W)やケーブル(1.8m)、壁掛け用マウントなどが付属。Echo Hubの梱包材の97%は、森林やリサイクル資源から調達された木質繊維を採用している。

Alexa対応デバイスの増加に合わせてEcho Hubを投入

AmazonでのAlexa対応製品の取り扱い数は、2019年から2023年にかけて4倍以上に増加。スマートホーム製品とEchoを連携させているユーザー数は7倍に増加している。

こうした複数のAlexa製品ユーザーの増加から、よりシンプルにスマートホームをコントロールするニーズも高まってきたことから、Echo Hubの日本投入を決めた。