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カシオ初の腕時計「カシオトロン」限定復刻モデルが登場
2024年2月16日 08:00
カシオ計算機は、カシオ初の腕時計として1974年に発売した「カシオトロン」の復刻モデル「TRN-50」を2月29日に発売する。Bluetooth電波ソーラーの腕時計で、価格は63,800円。数量は世界限定4,000本。
カシオは1974年11月、同社初の腕時計で、デジタルウォッチとして世界初のオートカレンダー機能を搭載した「カシオトロンQW02」を発売。「完全自動腕時計」をテーマに、電卓事業のデジタル技術を発展させて開発したもので、時刻、月、日、曜日を自動で表示。オートカレンダー機能(うるう年をのぞく)の搭載は当時の常識を覆したモデルだった。
2024年はカシオ初の腕時計の発売から50周年にあたる。復刻モデルとして登場する新製品「TRN-50」は、「カシオトロンQW02-10シリーズ」のデザインを再現しつつ、最新の機能として電波受信機能、モバイルリンク機能、ソーラー発電機能などを搭載するデジタルウォッチになっている。
外観は、現在の品質基準に準拠しながら初代モデルのデザインを徹底的に検証し、サイズも含めて再現。ケース・ブレスレット、ダークブルーカラーのフェイス、「CASIOTRON」ロゴなどは当時のデザインをそのまま採用している。
機能面では、視認性の高いSTN液晶を採用。ソーラー発電の「タフソーラー」、世界6局の標準電波受信機能、Bluetoothによるモバイルリンク機能を搭載し、スマートフォンを介して正確な時刻情報を取得できる。また、世界の時差・タイムゾーン情報を自動更新するなど、当時の開発思想を現代の技術で反映させている。
裏蓋には初代モデル同様のモチーフがあしらわれるほか、シリアルナンバーを刻印。特別仕様のパッケージは、環境にも配慮した紙素材の専用パッケージになる。なお、裏蓋の三角形の図柄は、当時のカシオが入居していたビルの形がモチーフになっている。
ワールドタイム、ストップウォッチ、タイマー、時刻アラーム、バッテリー充電警告、パワーセービング、フルオートカレンダー、LEDバックライトの各機能を搭載する。
ケース・ベゼルはステンレススチール製。ブレスレットはステンレス無垢材。風防は無機ガラス。防水性能は5気圧防水。製造は日本。大きさは42.7×39.1×12.3mm、重さは約111g。