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Google「Bard」、日本語でGemini Pro対応 画像生成も(英語)

Googleは1日(米国時間)、会話型サービスの「Bard」において、最新のAIモデル「Gemini Pro」に対応した。Bardを利用できる全ての言語でGemini Proに対応し、日本語でも利用可能となった。

Bardは、'23年12月から英語ではGemini Proに対応していたが、日本などでは「PaLM2」が使われていた。今回、BardのAIモデルが最新のGemini Proとなり、日本語を含む40以上の言語と230以上の国と地域で利用可能となった。

また、Bardのアップグレードにより、理解や要約、推論、記述、ブレインストーミング、プランニングなどを効率的に行なえるようになった。

さらに、Bardの回答の再認識機能(ダブルチェック)を強化した。Bard の回答にある[G]のマーク[回答を再確認] をクリックすると、Bardの回答でハイライト表示された記述を確認できる。緑色のハイライトは、Google 検索で、Bard の記述と似ている可能性のあるコンテンツが見つかったことを示し、オレンジ色の場合は、Bardの記述と異なる可能性のあるコンテンツが見つかった、もしくは関連性があるコンテンツが見つからなかったことを示す。この機能により、ユーザーがBardの回答をより適切に評価できるようにする。

[G]のマーク[回答を再確認]をクリックすると……
関連性の高い記述をハイライトで表示

さらに英語のみだが、「画像生成」にも対応。Imagen 2モデルにより、プロンプトで指示したイメージをBard上で生成可能になる。例えば、「Create an image of a dog riding a surfboard(サーフボードに乗った犬の画像を作って)」と入力すると、サーフボードに乗った犬の画像をBard上で生成し、好きな画像を選択してダウンロードできる。

Bardで画像を生成(Create an image of a dog riding a surfboard)

なおBardで生成された画像には、SynthIDによりデジタル透かしが埋め込まれ、AIが生成した画像であることを示す。暴力的、攻撃的、性的に露骨なコンテンツを制限するガードレールも設けられている。

a cat with granma
Prompt: “Generate an image of a futuristic car driving through an old mountain road surrounded by nature.”