アシックス、CO2排出削減スニーカーでCFCLとコラボ

アシックスは、温室効果ガス(カーボンフットプリント)排出量を市販スニーカーのなかで最も低く抑えたスニーカー「GEL-LYTE III CM 1.95」から、ニットウエアをメインとする日本のアパレルブランド「CFCL」コラボレーションモデルを、10月20日に発売する。価格は20,900円。

ベースモデルは、温室効果ガス排出量が1.95kgCO2eで、温室効果ガス排出量が公表されている市販スニーカーで最少のスポーツスタイルカテゴリーのスニーカー。CFCLによるスタイリッシュなカラーリングを加えることで、都市生活やウォーキングからオケージョンまで対応できるスニーカーに仕上げたという。カラーはホワイト×ホワイト、ブラック×ブラック、ポプリ×ブレイジングイエロー。

開発にあたっては、温室効果ガス排出に関するアシックスのソリューションを取り入れながら、デザイン性をより高めるため、素材の方向性やパーツセレクトなどに関してCFCLと対話を繰り返しながら共創に取り組んだとしている。

ミッドソール(甲被と靴底の間の中間クッション材)と中敷には、新たに開発したカーボン・ネガティブ・フォームを採用。サトウキビなどを原料とした複数のバイオベースポリマーを配合することで、実質温室効果ガス排出を抑えながら、履き心地を損なわないフォーム材としている。

アッパー(甲被)と中敷には、環境負荷の低いソリューションダイという技法で染色したリサイクルポリエステルを採用。また、アッパーの補強パーツには、廃棄ロスの少ないテープ形状パーツを必要量のみカットし、折り返すなどして効果的に配置している。これにより、材料の廃棄を最小限に抑えつつ、フィット感やサポート性を確保した。

そのほか、製造工程における再生可能エネルギーの利用、バイオ燃料を使った輸送や委託先工場でのリサイクル施策などを行なっている。

サイズは22.0～30.0cm。品番は「1203A267」。販売は、アシックス原宿フラッグシップ、アシックス大阪心斎橋、アシックスオンラインストア、スニーカー専門店など。