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「Makuake推奨実行者」開始。実績あるプロジェクト実行者を推奨

応援購入サービスの「Makuake(マクアケ)」は、Makuakeにおいて模範的なプロジェクト運営を継続的に実施している実行者を認定する「Makuake推奨実行者」プログラムを10月18日に開始した。18日時点ではミズノなど70の推奨実行者が登録されている。

「Makuake」は、新商品や新サービスを生み広げたい事業者と、新商品や新サービスを応援購入するユーザー(サポーター)をつなげる「応援購入」のプラットフォーム。これまで33,000件以上のプロジェクトを実施してきたが、サービスの拡大にあわせてユーザー層も拡大。「安心して購入できる」仕組みを求める声も高まってきたという。

Makuakeは、2013年から「クラウドファンディング」サービスとしてスタート。寄付や新しいモノへのサポートが前提のため、リターン配送の遅延などへの指摘は少なく、サポーター側も寛容だったという。2019年に「応援購入サービス」へ刷新し、取り扱う商品も幅広くなったことから、仕組みに関する意見やプロジェクトの遅延に対する指摘も増加。Makuakeでも対策を進めてきた。

そうした取組の一環が「Makuake推奨実行者」。Makuakeがプラットフォームとして、サポーターにおすすめできる事業者を紹介するもの。推奨実行者になるには、以下の4点を満たす必要がある。

  • Makuakeで過去に5回以上プロジェクトを実施した実績
  • 直近6カ月間のプロジェクトの「プロジェクトレビュー」において、サポーターからの総合満足度の平均点が4以上
  • サポーターの1%以上が「プロジェクトレビュー」に回答、かつ回答件数が10件以上
  • サポーターの信頼を欠くような重大なトラブルを発生させていない

推奨実行者に入ると、Makuake上に新設される推奨実行者の専用ページに登録される。ユーザー側は、安心して購入できる事業者として選びやすくなる。

18日時点では、ミズノやヨダファーム、CIOなど、70の実行者が対象となった。集計対象の約2,400事業者中の70者で、プロジェクト実行実行者の約3%が推奨実行者に認定されている。

Makuakeでは、実行者が目指す対応品質の基準を明示することで、サポーター満足度の高いプロジェクトを増やしていく。また、一定の水準を満たす実行者を可視化することで、サポーターが安心して応援購入を楽しめるプラットフォームを目指すとしている。