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Honda青山ビル建て替え 25年度解体、30年度完成

現在のHonda青山ビル

ホンダは、東京都港区南青山に所有する「Honda青山ビル」を、2030年度の完成を目標に建て替えを行なう。

同社は、将来にわたり人々や社会から「存在を期待される企業」であり続けることを目差し、「イノベーションを生み出す変革と発信の拠点」となるグローバル本社機能を構築するため、新たなビルへの建て替えを決定した。

現在のHonda青山ビルは2025年春に解体する。建て替え期間中、同ビルに勤務していた従業員は、港区虎ノ門のT-2Projectと埼玉県和光市のHonda和光ビルで業務を行なう予定。

新たなビルでは、Hondaフィロソフィーや、MM思想に加え、環境・安全・対話・発信・持続・調和の6つの思想を取り入れたビル設計を計画。MM思想は、人のためのスペースは最大に、メカニズムは最小に(マンマキシマム・メカミニマム)というホンダのモノづくりの基本思想。

  • 環境:ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)実現に向け、Hondaの環境技術を採用したトップクラスの環境性能
  • 安全:人と地域に配慮した、先進の防災・安全設計
  • 対話:イノベーションにつながるコミュニケーションを誘発する職場環境
  • 発信:より良い未来を想像するHondaの活動を発信し、共感と共鳴を起こす空間
  • 持続:存在を期待される企業であるための、事業変化に対応できるフレキシブルな設計
  • 調和:地域活性化に寄与する、誰もが利用できる“青山一丁目交差点のオアシス”

現在のHonda青山ビルの所在地は東京都港区南青山2-1-1。地上17階、地下3階。鉄筋コンクリート造。延床面積は40,224m2。竣工年月は1985年8月。