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復活の“名刺アプリ”「Eight」 タッチ交換でデジタル名刺推進

Sansanは26日、名刺アプリ「Eight」をリニューアルし、スマートフォンをかざすだけで名刺交換が完了する新機能「タッチ名刺交換」を開始した。

330万ユーザーが利用するEightだが、新機能のリリースとともに、ブランドロゴとアプリを一新し、キャリアプロフィール「Eight」から名刺アプリ「Eight」へとリニューアルする。スマートフォン一つで名刺交換から名刺管理、名刺交換相手の異動や昇進、転職など最新状況を把握できるようにする。

ブランドロゴ

Eightは、'22年3月に、「名刺でつながる、ビジネスのための SNS」から、「名刺管理に、転職に」としてリニューアル。スキルごとの情報収集や企業情報、求人情報、オンラインイベントなどを統合した「キャリアプロフィール」アプリと位置づけていた。

しかし、新型コロナの流行が一段落し、人流が戻ってきたことで、ビジネスパーソンの「オフライン回帰」が進んでいる。Eightにおける名刺取り込み枚数も、コロナ以前を超えて増加傾向にある。そのため再び「名刺アプリ」としてリニューアル。その主要機能が「タッチ名刺交換」となる。

タッチ名刺交換

タッチ名刺交換では、Eightユーザー同士が、Eightを開いてスマートフォンをかざすだけで名刺交換ができるしくみ。このため、Eightのホーム画面にタッチ名刺交換を配置し、すぐに利用できるようにした。技術的にはBluetooth Low Energy(BLE)を活用しており、双方がかざすだけでデジタル名刺を交換できる。

Sansanの調査では、現在も紙の名刺が79%、デジタル名刺が8.2%、紙とデジタル併用が12.8%とまだ紙の利用率が高い。一方で、デジタル名刺を今後使っていきたいという声は12.5%とデジタル化のニーズが高まっていることから、「デジタル名刺交換」を強化した新たな名刺アプリとしてEightを推進する。

なお、Eight非ユーザーとのデジタル名刺交換にも「QRコード」と「URLリンク」で対応可能。Eightのホーム画面に配置している。

Eightでは、名刺交換から名刺管理、名刺交換相手の異動や昇進、転職などの最新状況までをスマートフォンだけで完結できるため、「ビジネスパーソンの出会いの体験」をスマートに進化させられるとする。

タッチ名刺交換は、ビジネス パーソンがオフラインで集まるあらゆる場面で活用することを想定。取引先との商談だけでなく、オフラインイベントやカンファレンス、懇親会・交流会などで活用していく。特に紙の名刺切れが発生しやすいオフラインのカンファレンスと「親和性が高い」としており、Eight主催イベントなどでタッチ名刺交換を活用していく。