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田町に新たな大型複合ビル「田町タワー」 デッキで駅直結

JR田町駅西口に、新たな大型複合ビル「田町タワー」が9月25日に竣工、商業施設「田町タワーモール」が11月末オープンする。9月25日からJR田町駅とつながるペデストリアンデッキが、9月26日始発から都営地下鉄三田駅「A5:A6出口」が開通する。田町タワーモールは、9月27日から店舗が順次先行オープンする。

田町タワーは、田町ビル、徳栄商事、三菱重工業の3社が手掛ける大型複合ビル。田町駅周辺エリアは、多数の再開発プロジェクトにより、大きく変化している。2020年に「msb Tamachi(ムスブ田町)」が全体開業し、2023年東京三田ガーデンタワ―竣工、今後は田町駅西口駅前地区の再開発・東京工業大学田町キャンパス土地活用事業による再開発などが控えている。

田町タワーが開業するのは、薩摩藩の蔵屋敷の跡地。約59,000m2を超えるビジネスオフィスのほか、カフェやレストラン、スポーツジムやクリニックなどの商業エリア「田町タワーモール」を備えている。田町タワーは地上29階、地下2階。田町タワーモールは地下1階から4階まで。高さは約156m。

田町タワー
薩摩藩の蔵屋敷の跡地を示す石碑

田町タワーは、日比谷通りの都市軸の取入、ワークスペース「ウインターガーデン」の機能を外部に表出、日本的繊細美(格子)+自然(緑・風)の融合の、3つのデザインコンセプトをもって建設。個性的な外観は田町の新たなランドマークとして開業する。

所在地は、東京都港芝区五丁目33番11号。JR田町駅徒歩2分、都営地下鉄三田駅直結。敷地面積は8,617.93m2、延床面積は112,372.52m2

商業施設の田町タワーモールは、2駅至近の立地と公開空地内に備わる多くの休憩スペースが設けられる。隣接の「森永ビル」の国道側ペデストリアンデッキに田町タワーのデッキが接続することで、敷地内の都営線三田駅A5・A6出口(B2Fレベル)からJR田町駅(2Fレベル)までスムーズな動線が確保される。また、森永ビルを含む「田町駅西口駅前地区」の再開発(2028年度完成予定)に伴い、国道側だけでなくJR側にもデッキが構築され、駅間と地域の歩行者ネットワークが強化される予定。

田町タワーモールは、9月27日に先行オープン。地下1階~4階にはカフェやレストラン、スポーツジム、健診センター・クリニックが入居する。