広島・新サッカースタジアム東西に商業施設「ヒロパ」

広場エリア東側からの鳥瞰イメージ

広島市内にて新サッカースタジアムの建設が進められている広島市中央公園の中の、スタジアム隣地の広場エリア内に新設される商業施設名称が「HiroPa(ヒロパ)」に決定した。供用開始は2024年8月予定。

NTT都市開発を代表法人とする事業者「ACTIVE COMMUNITY PARK」が推進する「中央公園広場エリア等整備・管理運営事業」。新サッカースタジアム隣地の広場エリアの施設整備に着手するとともに、広場エリア内の商業施設名称を決定した。なお、新サッカースタジアムの名称は、エディオンが広島市と広島サッカースタジアムの命名権契約を締結し、「EDION PEACE WING HIROSHIMA(エディオンピースウイング広島)」に決定している。

施設ロゴ

広場エリアは、エディオンピースウイング広島を挟んで両側に緑や川辺が広がる場所。事業を通じて、中央公園広場の自然環境を活かしつつ楽しむことができる遊具や、広島ならではの食や文化等を楽しめる商業施設を整備する。

スタジアム東側広場エリアに、「緑豊かな周辺環境に馴染み森に暮らす生きものたちが枝を伝い駆け回っているような世界観」とする遊具を整備。車いすや歩行器を使用する子どもも遊べるインクルーシブ遊具や、感触を楽しんだり音を出したりできる遊具を樹木の間に配置する。

遊具イメージ

商業施設は、スタジアムを挟んだ東西に整備。東側広場エリア5棟、西側広場エリア1棟の全6棟で構成される。

中央公園広場とHiroPa(A～G棟)入居店舗イメージ

東側広場エリアの各施設は、カフェ・レストラン、広島県内の特産品等を取り扱う店舗を予定。屋根や庇を水平基調で円形園路に沿った形状にすることで新サッカースタジアムとの一体感を図り、また新サッカースタジアムと調和する外壁デザインとする。軒裏には、温かみのある広場空間の演出を図り、一部県内産木材を使用する。

東側広場エリアの商業施設イメージ

基町環境護岸に隣接する西側広場エリアには、水辺のアクティビティ拠点となる空間やリバービューレストラン等を整備する。

西側広場エリアの周辺イメージ

商業施設のヒロパという名称には、「広島市都心部の緑豊かな自然が感じられる“都会のオアシス”で、幅広い世代の方々が思い思いに活動し、新しいコミュニティやライフスタイルが生まれ、パッ!と笑顔が咲くように」との願いが込められている。

所在地は広島県広島市中区基町15番地(広島市中央公園の一部)、事業面積約52,400m2、延床面積約3,700m2。アクセスは広島電鉄 原爆ドーム前電停徒歩8分、アストラムライン 県庁前駅徒歩8分。

広島市中央公園と事業対象エリア

ACTIVE COMMUNITY PARKには事業主としてNTT都市開発、エディオン、広島電鉄、RCC文化センター、中国新聞社、実施法人としてNTTアーバンバリューサポート、NTTファシリティーズ、大成建設、日本工営都市空間、UIDが参画する。