ドコモ、Web3新会社「NTT Digital」 トークンウォレットを年内提供

NTTドコモは、Web3を推進する子会社の名称を「株式会社NTT Digital」に決定した

NTT Digitalは、個人や企業がweb3サービスやブロックチェーン技術を容易かつ安全に利用できる環境づくりを担う新会社。「Web3イネーブラー」としてグローバルに推進していくという。多様な業界・業種とのシステム開発、ユースケース創出、ルール整備に向けて、日立製作所やサンリオ、三井住友信託銀行など13社と連携に基本合意した。

ドコモでは、モバイル事業のノウハウやNTTグループのセキュリティ・決済などの知見を活用し、パートナーと連携を進める。具体的には、関連システムの開発や拡張、NFTを使ったコンテンツ管理や売買、暗号資産やステーブルコインによるFinTech、DID(分散型ID)を活用したパーソナルデータの自己管理などのユースケースの創出を目指す。

第1弾として、Web3サービスへの入口となるトークンウォレットの開発に着手。同ウォレットは、秘密鍵のバックアップや生体認証の活用、不正取引のフィルタリングなどにより、Web3やブロックチェーンを意識せず、安心して利用できることを目指す。2023年中の提供開始を予定している。

提携企業は以下の13社。

• CAUCHYE ASIA
• GAOGAO
• Highphen
• 日立製作所
• Non Fungible Token Limited
• pafin
• サンリオ
• Scalar
• Startale Labs
• 三井住友信託銀行
• SUSHI TOP MARKETING
• Walawong Solutions
• W TOKYO

ドコモは'22年11月、Web3活用に向けて、5-6年で5,000億～6,000億円を投資することを表明していた。今後NTT DigitalがWeb3推進の役割を担っていく。