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見守りカメラも「置き配」重視 アマゾン新Ringシリーズ発売

Ring Indoor Cam(第2世代)とRing Battery Doorbell Plus

Amazonは8日、セキュリティカメラ「Ring」シリーズの新ドアベル「Ring Battery Doorbell Plus」と屋内用セキュリティカメラ「Ring Indoor Cam(第2世代)」を8日から出荷開始した。価格はRing Battery Doorbell Plusが24,980円、Ring Indoor Cam(第2世代)が4,980円。

Ring Battery Doorbell Plusは、上下左右150度のカメラ視野角と1536pのビデオ撮影に対応した、バッテリー対応のドアベル。玄関脇などに設置し、来客や配達された荷物など、玄関先の様子を広範囲に確認できる。

Ring Battery Doorbell Plus

'22年に発売した「Ring Video Doorbell 4」との比較では、「置き配」の対応を強化している。従来のカメラ視野角は左右160度、上下84度だったが、新モデルのRing Battery Doorbell Plusでは上下左右150度と上下方向を広げた。これにより、訪問者の足元まで広範囲に映せるようになり、特に玄関入り口の“足元”に置かれる事が多い「置き配」の確認がしやすくなった。また、小さな子供が見切れてしまう問題なども防げるようにした。

「物流2024問題」で、再配達が問題となるなか、アマゾンでも置き配を推進しており、セキュリティカメラでも置き配対応を強化した形だ。

また、新たに荷物検知機能も搭載。有料のRingプロテクトプラン(月額350円)契約が必要だが、設定したエリアに荷物が置かれた(置き配)ことを検知するとスマホに通知してくれる。

Ringアプリからライブ映像ボタンをタップすると、外出先や自宅内などから玄関先の様子を確認できる。また、双方向音声機能により、外出先からの置き配対応や、子どもや家族の帰宅・外出時の確認なども手元のスマホから行なえる。

Ring Indoor Cam(第2世代)は、コンパクトながら、双方向音声機能やモーション検知機能も搭載した室内用のセキュリティカメラ。Ringアプリで外出先からライブ映像を確認できるため、留守番中のペットや自宅の様子を見守りできる。

特徴は、「プライバシーカバー」を搭載したこと。カバーを左右に手動でスライドすることで、カメラとマイクのON/OFFを切り替えられる。在宅時はプライバシーカバーでカメラとマイクをOFFにし、外出時だけONにして不在時の自宅の様子を確認できる。カメラ視野角は対角143度で、画質は1080p。

Amazonデバイス 事業部長の橘宏至氏によれば、留守宅の子供やペットが心配という声は多いものの、実際には、見守りや防犯手段の対策をしていない人が82.1%。ほとんどが未対策の状態という。そのため家やペットの見守り、置き配対応など新たな課題に対応したカメラとして新Ringシリーズを投入する。

発表会には、タレントの森泉さんも登壇。自宅別荘のDIYやリフォームに積極的な森さんは、カメラの導入にも積極的で、特にペットの見守りに注目。今回のRingシリーズWeb CMは、実際に森さんの別荘でペットらが出演して撮影されており、ペットの様子を「ずっと見てられる」「かわいい」と絶賛した。

森泉さん
呼びかけても起きないココちゃん(奥の犬)が「かわいい」
Ring Indoor Cam 第2世代 森泉さん出演動画
Ring Battery Doorbell Plus 森泉さん出演動画