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東急、来年春に新たな再開発プロジェクトを発表

東急グループは再開発事業について、2024年春ごろには、新しいプロジェクトを発表することを明らかにした。

東急 渋谷開発事業部長 坂井洋一郎氏は、東急グループ 渋谷まちづくり戦略“Greater SHIBUYA”最新情報発表会において、2012年に開業した渋谷ヒカリエをリーディングプロジェクトとして、100年に1度と言われる渋谷再開発プロジェクトを推進してきたことを説明。「渋谷ヒカリエは昨年10周年を迎え、2019年に渋谷スクランブルスクエア、渋谷フクラスが開業し、現在、渋谷の街づくりが第2フェーズへと向かっている」と述べた。

現在渋谷で進められている開発規模は240万m2規模で、駅周辺の5街区の整備完成時は、東急・東急不動産で85万m2の、TODプロジェクトが完成する。TODとは、車に頼らず、公共交通機関の利用を前提に組み立てられた都市開発のことで、坂井氏は「鉄道を基盤とした沿線開発を100年続け続けてきた私たちとしては、当然のまちづくりの姿勢」と話す。

「2024年度に開業予定の渋谷アクシュ、Shibuya Sakura Stage、2027年竣工予定のShibuya Upper West Projectを契機に、さらに渋谷駅周辺へ開発エリアを拡大していく」とした上で、「駅中心5街区85万m2と、さらに同程度での新しいプロジェクトを進めていく予定」と述べ、「詳細についてはまた来年春頃にお知らせする」と説明した。

東急 渋谷開発事業部長 坂井洋一郎氏