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Microsoft 365 Copilotに新機能 パワポに「DALL-E」で画像作成も
2023年5月10日 10:33
Microsoftは9日(米国時間)、Microsoft 365 Copilotの新機能や招待制の有料プレビューの開始を発表した。
Open AIの大規模言語モデル(LLM)を組み込んだ「Microsoft 365 Copilot」は、「仕事のための副操縦士(Copilot)」として、LLMとWord、Excel、PowerPoint、Outlook、TeamsなどMicrosoft 365アプリケーションが連携して動作する。3月の発表以来、シェブロン、GM、ダウなど20の企業とテストを展開し、フィードバックを得てきたという。このプログラムを招待制の「Microsoft 365 Copilot Early Access Program」として拡大し、全世界600社に展開していく。
Microsoft 365 E3/E5の新機能として「Semantic Index for Copilot」を開始。ユーザーや企業のデータを高度にマップ化するもので、例えば、「3月の営業報告書」について質問した場合、ファイル名やドキュメントを探すのではなく、「売上報告書は財務チームのケリーが作成し、Excelで作成されている」ということを理解し、質問の意図を汲み取り、必要なものを見つける手助けをするという。
Microsoft 365 Copilotにも多くの新機能を追加。WhiteboardのCopilotは、Microsoft Teamsのミーティングやブレーンストーミングをより効果的にするもの。Copilotにアイデアの生成や、テーマへのアイデアの整理、アイデアを実現するデザインの作成、ホワイトボードの内容の要約などを、自然言語で指示できる。
また、PowerPointにOpenAIの画像生成ツール「DALL-E」を統合し、Copilotにスライド等のコンテンツに合致する画像の作成を依頼できる。
OutlookのCopilotは、電子メールを書く場合に、明確さ、感情、トーンに関するコーチングのヒントと提案などを行なう。
OneNoteのCopilotは、プロンプトを使用し、計画の立案、アイデアの生成、リストの作成、情報の整理などを行なう。LoopのCopilotは、Loopページにあるコンテンツをすばやく要約して、効果的なコラボレーションを行なえるようにする。
