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ANA FESTA、来店でマイルが貯まる「顔認証スタンプラリー」

ANA Digital Gate、全日空商事、ANA FESTA、日立製作所の4社は、空港内ギフトショップANA FESTAの対象店舗(11空港20店舗)で、来店時にマイルが貯まる「顔認証スタンプラリー」の共同実証実験を開始した。日立の特許技術「PBI」を活用し、顔情報を復元不可能な形に暗号化することで、安全・安心な生体認証を実現した。

顔認証スタンプラリーは、スマホなどのカメラ付きデバイスで自身の情報(氏名・メールアドレス等)と顔情報を専用サイトから事前登録し、対象店舗の店頭に設置されているタブレット端末で顔認証(来店チェックイン)することで、ANAのマイルが貯まる取り組み。来店チェックインの回数に応じて、ボーナスマイルも貯められ、ANA FESTAでのおすすめのお土産情報なども入手できる。

マイルは初回登録で50マイル、来店チェックイン1回ごとに30マイルが貰える。ボーナスマイルは、初回、2回目、4回目に追加で50マイル、10回目には100マイルが追加で貰える。

これにより店舗集客を図るとともに、ANAマイレージクラブお客様番号(10桁)に紐づく属性・利用データを元に、多様化するニーズに合わせたマーケティング活動を進めていく。

これまで、ANA Digital Gateと日立は、2022年7月4日~11月20日に北海道のゴルフ場で、店舗のDX支援およびマーケティング支援を目的とした「指静脈スマートチェックイン」の実証実験を行なってきた。第2弾の今回は、ANAグループでリテール戦略を推進している全日空商事が全体戦略立案として加わり、実証実験の場をANA FESTAに移行。「顔認証スタンプラリー」の企業のマーケティング活動における有用性と広告媒体の価値を検証する。

なお、顔情報については、生体情報を復元できない形に暗号化する日立の独自技術であるPBIを活用し、端末やクラウド上に保管しないため、生体情報の漏洩、なりすましに悪用される心配はないという。

今後4社は、ホテルなどのチェックインや決済などサービス拡充の検証を進め、顧客体験価値の向上と企業のマーケティング活動支援を行ない、安全・安心かつスマートなデジタル社会の実現に貢献していく。