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ヤフーとLINE、東日本大震災復興支援「3.11 これからも、できること。」
2023年3月9日 12:45
ヤフーとLINEは、東日本大震災が起こった3月11日に向けて、2社共同企画「3.11 これからも、できること。」を実施する。
'11年に発生した東日本大震災から12年が経過し、震災当時を知らない世代が増えた一方、国土交通省によると、南海トラフ地震や首都直下地震など、巨大地震が30年以内に発生する確率は70%以上とされ、引き続き災害への備えが必要であることを受けての取り組み。
将来の災害時に被害を減らすための“防災啓発”と東日本大震災被災地の“復興支援”、震災の“風化防止”の3つを目的として、「検索」「防災」「寄付」「知る」をテーマに実施する。
検索は、チカラになる。
「検索は、チカラになる。」では、3月11日に「3.11」と、「Yahoo!検索」および「LINE Search(「LINE」のニュースタブ上部の検索窓)」で検索するとそれぞれ10円、合わせてひとりにつき20円を東日本大震災の被災地支援や防災のために寄付できる。また、「Yahoo!きっず」から「3.11」と検索しても、Yahoo! JAPANから10円が寄付される。
防災は、チカラになる。
「防災は、チカラになる。」では、巨大地震が発生した際の避難行動を3分で体験できる「スマホ避難シミュレーション」や、東北のメディアなどと連携し、被災地の今や防災、復興などについて知れるニュース記事を提供する。
3分でできる避難訓練「スマホ避難シミュレーション」
「スマホ避難シミュレーション」は、Yahoo!JAPANとLINEが共同開発した、ユーザー体験型の防災コンテンツ。“主人公が自宅にいる際に巨大地震が発生する”という設定のもと、首都直下地震や南海トラフ地震などを想定し、発災時に活用できるYahoo! JAPANおよびLINEの各種防災機能を使いながら、一連の避難行動をシミュレーションできる。シミュレーション終了後、クイズの回答結果を踏まえたスコア表示や、体験中に出てきた防災知識を振り返り学べるコーナーも用意されている。
ユーザーはシミュレーションを通じて、“地震発生時の初期行動”や“デマや誤情報への対応”、“避難場所の確認・移動”、“「LINE」での安否確認”などをアニメーションとともに、クイズに回答しながら学べる。
臼田裕一郎氏の監修のもと、地震発生時の被害想定が大きい「火災」の要素をストーリーとして設定。また、「大したことではない」「自分は大丈夫」といった思い込みなど東日本大震災で多くの逃げ遅れを生んだ心理的傾向をクイズのテーマに取り入れたという。
そなえる・おくる防災
自分自身の備えだけではなく、大切な人に防災グッズを贈ることを提案する「エールマーケット」の「そなえる・おくる防災」は、3月11日の「おくる防災の日」に向けて、特設サイトを公開した。
日常が豊かになる防災グッズや大切な人を守るギフト、避難所で役立つグッズ、3.11の経験から生まれた防災グッズなどを紹介・販売する。
知るは、チカラになる。
「知るは、チカラになる。」では、「Yahoo!ニュース」と「LINE NEWS」が共同で、被災地の現状や災害時に取るべき行動をユーザーに伝え、防災や寄付など次のアクションにつなげるコンテンツを公開する。
Yahoo!ニュースでは、昨年8月に避難指示が解かれ町民の帰還が始まった福島県双葉町のいまを写真やインフォグラフィックを交えて紹介する特集企画を実施。LINE NEWSでは、'23年2月に緊急地震速報に追加された長周期地震動に関して、イラストで分かりやすく解説する動画を視聴できる。
加えて、東北の新聞社やテレビ局などのメディアと連携し、被災地のいまを伝える企画や復興に向け奮闘する人々のドキュメンタリーなど50以上の記事を「#知り続ける」というハッシュタグとともに配信予定。
寄付は、チカラになる。
「寄付は、チカラになる。」では、東北のためへの寄付を募る。
Yahoo!ネット募金
東北のために活動する団体のインターネット募金プロジェクトを紹介。震災伝承を通して「防災」を伝えるために必要となる震災遺構などのモノと語り部などのヒト、そして、復興したものを継続するための支援などのプロジェクトからユーザーが寄付先を選択できる。
また、「Yahoo!基金」の「災害復興みらい基金」では、ユーザーの寄付額に対して同額をYahoo! JAPANが寄付する「マッチング寄付」を行ない、ユーザーの支援額を2倍にして被災地の支援などを行なう。
Tポイントは1ポイントから、クレジットカードは100円から寄付できる。
2社はこれまでに「防災」「災害時支援」「復興」をテーマに、3.11企画「のりこえるチカラ」('21年)、「3.11 これからも、できること。」('22年)を共同で実施してきた。また、これからも被災地と被災者に寄り添い、復興を支援していきたいという想いのもと、'31年まで「3.11企画」の継続を予定している。