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最大20%割引「全国旅行支援」が10日再開 変更点を確認しよう
2023年1月7日 09:00
2022年12月27日で一旦終了となった「全国旅行支援」が、1月10日からいよいよ再開されます。ただし、再開に伴い、割引幅が縮小されるなど前回までの内容とは少し異なる施策となっています。改めて確認していきたいと思います。
日程は3月末まで
再開される全国旅行支援の対象となる日程は1月10日の宿泊からですが、予約受付の開始は地域毎に異なり、多くの地域ではすでに予約が始まっています。利用するには、対象となる旅行代理店や、楽天トラベル、るるぶ、ヤフートラベルなどの予約サイトから申込むほか、宿泊施設で直接予約も可能です。
割引対象となる日程は1月10日~3月31日までとなっているところが多いですが、全国旅行支援自体は予算上限に達し次第終了となります。後で予約しようと思っても旅行支援自体が終了している場合がありますので注意しましょう。
なお、以前の全国旅行支援では、予約開始前に予約していたものについても、後から申請をすることで旅行支援の対象に変更することが可能でしたが、今回からはそうした予約は対象外となっています。予約開始日は都道府県毎に異なっていますが、例えば、2022年12月28日以降に予約受付を開始した地域で、それ以前に、2023年1月10日以降の宿泊を予約していても対象外なため、新規に予約を取り直す必要があります。
割引率が変更に
割引率やクーポンの内容も1月10日からの再開後は変更されるので注意が必要です。従来と同様、旅行内容によって異なり、上限額は、旅行会社などが用意する鉄道やバス、タクシー、航空、フェリーなどと宿泊がセットになった「交通付旅行商品」が最も多くなります。
ただし、従来は1泊あたり最大40%、最大8,000円の割引でしたが、これが最大20%、最大5,000円の割引となります。これ以外のマイカーや自分で新幹線などを予約して利用するような旅行の場合は、従来の1泊あたり最大40%、最大5,000円の割引から、最大20%、最大3,000円の割引へと変更されています。
日帰り旅行も最大20%、最大3,000円が適用されますが、旅行会社などが提供するバスツアーなどを利用する必要があります。
1泊毎に対象の飲食店などで使えるクーポン券も配布されますが、内容が変更されます。従来、平日は1泊1名あたり3,000円でしたが2,000円に変更、休日は1泊1名あたり1,000円でしたが、こちらは変更されず1,000円のままです。
クーポン券については以前は紙クーポンか電子クーポンでしたが、今回からは原則として電子クーポンでの配布になります。
期間中の「休日」は土曜日のみ
クーポン券は平日と休日で金額が異なりますが、全国旅行支援における「休日」の扱いは少々特殊で、「宿泊」と「日帰り」ではその扱いが異なり、注意が必要です。
本施策での休日とは、宿泊の場合、「宿泊日とその翌日がともに休日」のことです。ただ、3月末までの期間中に連休はないため、土曜日のみが休日扱いとなります。日曜日は平日扱いです。日帰り旅行の場合は土日祝が休日となります。
ワクチン接種済証が必要
今回も割引を受けるにはワクチン接種済証か規定日数内のPCR検査・抗原検査による陰性証明を提示する必要があります。ワクチン接種の場合は3回接種していること、宿泊者全員のワクチン接種済証等の提示が必要になります。運転免許証など身分証明書の提示も必要になります。
PCRの場合は、確認日の3日前以降、抗原定性検査の場合は前日又は当日の結果が陰性であることが条件です。
12歳未満の子供にはワクチン接種済証は不要なケースや、何らかの条件があるケースがありますので事前に確認しておきたいところです。12歳以上は3回のワクチン接種や陰性等の証明が必要になります。なお、子供の宿泊費も1人分として割引の対象になり、クーポンも発行されます。