ドコモ×三菱UFJ、dポイントが貯まる口座「dスマートバンク」開始

NTTドコモと三菱UFJ銀行は、dポイントが貯まるデジタル口座サービス「dスマートバンク」を12月12日から開始する。

ドコモのアカウントと連携して、三菱UFJ銀行の銀行口座にアクセスし、dポイントが貯まる口座サービス。ドコモが銀行になるのではなく、三菱UFJ銀行の口座に専用のアプリからアクセスする形で、ドコモは、金融サービス仲介業と電子決済等代行業の登録を受け、専用アプリを提供。三菱UFJ銀行はBaaS基盤を開発し、専用アプリから利用できる預金口座サービスを提供する。

専用の「dスマートバンクアプリ」は、ユーザーインターフェイスをスマホに最適化しながら、ドコモの携帯電話料金や「dカード」の利用代金の支払い・各種取引などに応じてdポイントが付与される

ドコモの携帯電話(ahamo含む)やdカード利用料金などの引き落としに設定すると、年間最大600ポイントを付与。また、給与/年金の受取口座にすると最大60ポイントが付与され、合計年間660ポイントが貯められる。

口座は、三菱UFJ銀行の「スーパー普通預金」で、各種手数料を優遇。三菱UFJ銀行のATM時間外手数料は何回でも無料で、提携コンビニのATM手数料は1回無料(給与受取口座は2回まで無料)、三菱UFJダイレクトの他行宛振込手数料も1回無料(給与受取口座は3回まで無料)。

dスマートバンクアプリでは、口座残高をアプリで確認できるほか、口座の残高を「おサイフ」と「貯金箱」に分けて管理できる。生活費や各種支払いなどのお金を「おサイフ」に入れ、お金の使い過ぎを防止。お金を貯めたいときは目的に応じて「貯金箱」を作り、貯金の頻度や金額を設定して、自分のペースで貯蓄ができる。

また、ロボアドバイザーの「THEO+ docomo」と連携した「はたらく貯金箱」に対応。口座の残高の一部を投資に割り当てられる。

メッセージ機能も備えており、キャンペーン情報のほか、ドコモの携帯電話料金の引き落としなども通知。引き落とし予定額が口座残高を上回る場合、事前に知らせるなど、「お金の失敗」を未然に防ぐという。

今後は、振込/振替にもdスマートバンクアプリで対応予定(現時点では三菱UFJダイレクトアプリを利用)。

利用には「dアカウント」が必要。アプリから三菱UFJ銀行の口座を新規開設可能で、最短当日から口座利用が可能となる。すでに三菱UFJ銀行に口座がある場合は、アプリから「dアカウント」を紐付けるだけで、現在の口座番号などが変わることなく、dスマートバンクを利用できる。

dスマートバンクからの新規口座開設でdポイントを1,000ポイント付与。また、ｄ払い残高チャージ口座設定特典、dカード利用代金引き落とし特典なども用意する。