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確定申告もインボイスもスマホで完結するアプリ「FinFin」

記者会見でトークショーを行なった松岡修造さんと、おのののかさん

ソリマチグループのフィンテックベンチャー、会計バンクは、確定申告やインボイス制度をスマホひとつで完結するアプリ「スマホ会計FinFin」「スマホインボイスFinFin」のサービスを開始した。2023年3月末まで無料で利用できる。

ターゲット層をフリーランスに絞り、なおかつPC不要でスマホのみで全てが完結するサービス。クラウド型のサービスよりも簡単な操作を実現したという。

日本のフリーランス人口は、コロナ禍の影響で急増し、副業などのダブルワーカーを含めると1,577万人。テレワークの浸透に比例し今後も増加すると予測されている。

会計業務は税制に関する専門知識が必要だが、多くのフリーランスにとっては重荷でしかない。また、請求業務も書類が煩雑になりがちで面倒な作業のひとつになる。これらの業務を支援する会計ソフトは今までも存在したが、企業向けのものが中心でフリーランスの業務実態に合わせたものは多くなかったという。

FinFin(フィンフィン)は、スマホだけで会計処理と請求関連業務を完結できるアプリケーション。スマホを使って、いつでもどこでも隙間時間に、請求関連業務から会計処理、確定申告までを簡単にできるアプリとして開発された。あえてスマホ利用に限定することでよりシンプルでわかりやすいアプリを目指したという。

「スマホ会計FinFin」は、スマホで確定申告を行なえるアプリ。今回公開されたのはベータ版で、2023年3月末を目処に正式版がリリースされる予定。

主な機能は、全国99%の金融機関とAPI連携し、取引明細を会計仕訳に取り込み可能。紙の請求書やレシートはスマホのカメラで撮影して会計仕訳として登録できる。また、毎月定期的に会計を促す機能も搭載し、確定申告時の作業も軽減する。

利用期間60日、領収書OCR1日5枚のみ、などの機能制限がある無料プランと、全機能が使える月額550円のプランが用意される。3月までの無料期間では全機能を利用可能。

「スマホインボイスFinFin」は、スマホで請求書・領収書の発行などが行なえるインボイス制度対応アプリで、スマホの画面の案内にしたがって簡単に請求書の発行が可能。請求書・領収書をPDFやメール送付、リンク共有などで発行するため郵送などの手間が不要になる。インボイス制度対応請求書の受け取りも可能で、毎月決まった金額の請求書ならコピー機能により簡単に発行可能。紙の請求書はスマホのカメラで撮影して取り込むことができる。

簡単に請求書の作成が可能

請求書発行が月10枚、OCR受け取りが月10枚などの利用制限がある無料プランと、全機能が使える月額550円のプランが用意される。3月までの無料期間では全機能を利用可能。

同社は、インボイス制度対応を実施する市場総数を800万件と見込み、その内スマホインボイスFinFinの利用者目標として、2023年10月までに100万件、2029年10月までに200万件の利用を掲げている。

発表会では、会計バンク代表取締役社長 CEOの反町秀樹氏と、16年にわたりソリマチグループのイメージキャラクターを務める松岡修造さん、タレントのおのののかさんによるトークショーも行なわれた。

左から会計バンク代表取締役社長 CEOの反町秀樹氏、おのののかさん、松岡修造さん

副業などダブルワーカーになる人達に向けたメッセージとして、松岡修造さんは、「みんなFinFinする造(ぞう)」というフリップを掲げて、「フィンは羽根というイメージもあり、より便利や自由をFinFinを通して獲得してほしい」とコメント。おのののかさんは、「忙しい ママの味方FinFin」というフリップをかかげ、「FinFinは、忙しくて手が離せない時でも、ちょっとした空き時間でできるのがいい」とコメントした。