ヤフー、人材教育事業に参入 リスキリング・転職を支援

ヤフーはキラメックスと業務提携し、有料のオンラインプログラミングスクール「Yahoo!テックアカデミー」を開設した。100名を上限に受講生を募集、1月23日から講義を開始する。2023年以降も順次追加で受講生を募集していく。希望者には無料相談や1週間の無料トライアルも用意される。

「Yahoo!テックアカデミー」では、プログラミング未経験者がWebエンジニアとして働くためのスキルを習得できる実践的なカリキュラムが用意される。またYahoo! JAPANのエンジニアとの1対1によるキャリア相談や、コマースCTO(最高技術責任者)などのプロフェッショナルエンジニアによる講義など質の高いカリキュラムを用意し、プログラミング未経験者がエンジニアになるリスキリング(学び直し)や転職活動を支援する。

完全オンラインで、総学習時間は320時間。Webやシステム開発に関する基礎知識などを幅広く学べるという30以上のレッスンを提供する。講義内容はJava、Linux、Spring Boot、個人開発課題など。募集人数は100名。募集期間は11月30日～2023年1月3日。受講期間は2023年1月23日～5月14日(16週間)。転職支援期間は2023年10月30日まで。受講費用は55万円。

若年層の人口減少などに伴い、IT関連産業の人材は2019年に減少に転じており、首相がIT人材の育成に今後5年で1兆円を投じると表明するなど、国内の人材育成が急務となっている背景がある。

ヤフーは人材教育事業に新規参入。社内で培った人材育成のノウハウを社会に還元し、IT人材不足の課題を解決していくとしている。