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タフな「Apple Watch Ultra」登場。チタニウムケースで12.5万円

アップルは、Apple Watchの上位モデルとして耐久レースや探検などのアウトドア利用に対応した「Apple Watch Ultra」を9月23日から発売する。価格は124,800円。通信機能を備えたGPS + Cellularモデルのみでの展開となる。

49mmチタニウム製のケースとサファイア前面クリスタルの画面を採用し、MIL-SID-810のタフネス仕様となるスマートウォッチ。ガーミン対抗的な位置付けで、ディスプレイ輝度は最大2,000nitで、アウトドアでの視認性を高めたほか、大型のオレンジのアクションボタンにより操作性も向上する。

アクションボタンは、ワークアウト、コンパスウェイポイント、バックトレースなどの機能に瞬時にアクセスするようカスタムできる。

3つの内蔵マイクにより、音声通話の音質も向上。適応型ビームフォーミングアルゴリズムにより、マイクで音声を取り込むと同時に周囲の背景音を低減し、鮮明な音質を実現できるという。

耐水性も高めておりスキューバダイビングにも利用可能。「水深」アプリが自動的に立ち上がり、時刻、現在の水深、水温、水中の時間、最大水深が表示されるという。

ダイビングでは新しい「水深」アプリを自動的に立ち上げ、時刻、現在の水深、水温、水中の時間、最大水深が表示される

新たに、L1とL5の2周波GPSをApple Watchで初搭載したほか、新たな測位アルゴリズムにより正確な位置やペース、ルートなどの情報を提供する。-20度から55度までの厳しい環境に対応できるという。

watchOS 9では、セグメント、スプリット、高度などの新しいワークアウト表示に対応し、重要な指標が一目でわかるようになる。また、心拍数範囲、カスタムワークアウト、ペースのほか、年内に登場予定の「レースコース」などの機能を備える。アクションボタンで、瞬時にワークアウトを開始できる。

watchOS 9のコンパスアプリケーションでは、詳細な情報と3つの異なる表示方法を装備。アナログのコンパスダイヤルとデジタル表記の方角が両方同時に見える新しいハイブリッド表示とし、Digital Crownを回すと緯度、経度、高度、傾斜が見える表示に、さらにDigital Crownを回すと目的地を目指すための「コンパスウェイポイント」と「バックトレース」が見える表示に切り替わる。

「コンパスウェイポイント」は、アプリ内で直接、場所や特定の地点をすばやく簡単にマークする方法。「バックトレース」は、GPS情報を使ってユーザーが移動した経路を表示するため、道に迷ったり方向を見失ったりして足取りをたどる助けが必要な時に利用できる。

また、Digital Crownを回してインターフェイスを赤くすることで、暗闇での「ウェイファインダー」文字盤の視認性が向上。日が暮れた後の状況に最適化できる。

86デシベル大音量の「サイレン」も搭載。道に迷ったり負傷した場合の緊急警報として利用できる。バッテリは36時間駆動で、低電力モードを選ぶことで60時間まで対応可能という。

Apple Watch Ultraでは、トレイルループ、アルパインループ、オーシャンバンドの3種類の新しいバンドも追加。様々なアドベンチャーにおいてしっかりと快適にフィットするという。

新モデルのApple Watch Series 8とApple Watch SE2については別記事で紹介している。