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土屋鞄、ガラス器専門店「TSUCHI-YA」 かっぱ橋にオープン
2022年8月17日 12:41
土屋鞄製造所は、グラスを中心とするガラスの器と工芸を取り扱う専門店「TSUCHI-YA(つちや)」をプロデュース。浅草のかっぱ橋道具街通りに「TSUCHI-YA 浅草合羽橋本店」を、8月18日にオープンする。9月下旬にはECサイトを開設予定。
店舗では、透明のガラスのコップを中心に、ワイングラスやロックグラスなどの酒器、カラフェ(水差し)など約1,000点を揃える。価格は2,500円から30万円程度。そのほか、花器や照明などインテリアアクセサリーを展開予定。
ショップ名には、土屋鞄が育んできたものづくりへの想いが込められており、「丁寧な手作業による“日本製のガラス器”の魅力を発信する専門店」としている。
全国13都道県の工房やアトリエで活動する切子職人やガラス作家など35人以上によるガラス器およびガラス工芸を取り揃え、TSUCHI-YAでしか購入できないオリジナルデザインの製品も取り扱う。
取り揃えるアイテムのコンセプトとして「コップ一杯の水を、ガラスで美しく。」を掲げ、フォルムや表面に施したカットの美しさと、注ぐドリンクの色味の双方を楽しめる、透明度の高いグラスを多く揃える。
また、様々な技法で手作りされる製品をラインアップ。ガラスをカットして繊細な細工を施す「切子」、砂を吹き付け表面を削り緻密な模様を描く「サンドブラスト」、息を吹き込み成型する「吹きグラス」などの製品を扱う。
そのほか、使用済みの瓶を溶かしたリサイクルガラスを採用した、沖縄の伝統工芸品の琉球ガラスや、木や革などの端材を利用したコースターなど、サステナブルなアイテムも販売する。
内装デザインは土屋鞄の店舗も手掛けるクリエイティブチームが担当。2フロア構成で、1階は透明なグラス器をより美しく魅せられるよう、ダークな色調とし、製品が作家別で並べられている。2階は天井、壁、床を白で統一することで高級感を演出したギャラリーで、カラフルな切子のグラスやアクセサリーのほか、花器やオブジェなど芸術的な製品を販売する。作家や技法別などのテーマによる企画展示も開催予定。
ガラス器専門店開業の背景には、土屋鞄が掲げる「人とものと時間を大切にする、日本の『丁寧』を世界へ。」というビジョンがある。土屋鞄 代表取締役社長 土屋成範氏は「私たちは、つかい手も、つくり手も、豊かにすることを忘れてはいけない」とした上で、「お客さま一人一人の「自分らしい生活」に応え続けるためには、つくり手の多様性を応援していく必要もあります。ものづくりに関心の高いお客さまには、そんなTSUCHI-YAのクリエイティビティやプロダクトに、きっと共感していただけると信じています」とコメントしている。
TSUCHI-YA 浅草合羽橋本店の所在地は東京都台東区西浅草2-5-4、延床面積は20.95坪(69.15m2)。