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お盆の高速道路、休日割引は対象外。深夜割引は利用可能
2022年8月10日 09:00
今年からGWやお盆休みなどの繁忙期は、高速道路の「ETC休日割引」が対象外となりました。休日割引は、ETC搭載車を対象として、祝日・休日の0時から24時の24時間、都市部など一部を除いた通行料金を3割引するというもので、例年は繁忙期でも割引対象でした。
ここ数年は、コロナ禍では密を避けるために休日割引自体がが停止されることが多かったのですが、今年から国土交通省の依頼により、渋滞緩和を目的として、繁忙期の休日割引は永続的に適用が除外されることになりました。
【国交省】ゴールデンウイーク・お盆・年末年始の休日割引適用除外について
これにより、お盆期間となる8月11日(木)、13日(土)、14日(日)は、祝・休日であっても通常料金で、割引はないので注意が必要です。
なお、割引サービスとしては、特定のエリアでの乗り降りが自由な「ETC周遊割引」という制度もありますが、残念ながらこちらもお盆などの繁忙期は対象外となっています。
深夜割引は利用可能
休日割引は対象外となってしまいましたが、「ETC深夜割引」は通常の平日と同じように適用されます。利用条件は休日割引よりも厳しくなりますが、割引率は3割で、休日割引と同等です。可能なら利用したいところです。
深夜割引はNEXCO東日本/中日本/西日本が管理する全国の高速道路に適用される割引です。一部の一般有料道路も対象になる場合があります。ETC搭載車向けのサービスで、午前0時から午前4時までの間に対象の高速道路を利用すると、通行料金が3割引になります。
時間内に3社いずれかの高速道路を利用すればどこで乗り降りしても適用されますし、走行距離も時間も関係ありません。東京の練馬ICから青森ICまでのETC高速料金は通常片道14,620円ですが、深夜割引を利用すれば10,230円になります
深夜割引対象の0時~4時までの間に少しでも高速道路に乗っていれば対象になりますので、例えば、3時50分に高速に乗って8時に降りたり、21時に乗って、0時10分に降りても対象です。21時に乗って8時に降りるなど、割引時間帯を完全に跨いでいる場合も対象になります。
お盆の渋滞ピークは11日と14日
NEXCO東日本など高速道路各社は、8月10日~16日までのお盆期間中の渋滞予測を発表しています。それによると、下り線のピークは、8月11日(木)の山の日で、上り線は8月14日(日)がもっとも激しい渋滞になるということです。
特に首都圏では、11日だけでなく13日(土)にも下り方面で渋滞が多く発生し、上り方面は14日(日)、15日(月)の両日で20kmを超える渋滞が多く発生する見込みです。
首都圏の下りでは特に、11日の東北道矢坂北IC付近で3時~20時の間に最長約45km、同羽生PA付近で5時~13時の間に最長約40km、中央道相模湖IC付近で4時~17時の間に最長約45km、東名秦野中井IC付近で10日21時~11日17時まで最長約45kmなどが予測されています。これ以外の地域でも午前中を中心に各地で数十km前後の渋滞が発生する見込みです。
上りは、14日の東名綾瀬SIC付近で11時~翌1時の間に最長約50km、東名小仏TN付近で10時~翌1時まで最長約30km、関越道高坂SA付近で12時~23時の間に最大約35km、東北道加須IC付近では15時~22時の間に最長約35km。15日は、東名綾瀬SIC付近で12時~翌1時まで最長約30km、関越道高坂SA付近で13時~22時までの間に最長約40km、東北道加須IC付近で15時~22時の間に最長約30kmなどが予測されています。これら以外にも多数の渋滞が発生する見込みです。
西日本で30kmを超える渋滞予想がでているのは、下りが13日の名神高速深草BS付近で14時~23時、上りが11日の名神高速大津IC付近で6時~15時などです。