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池袋でコミュニティ通貨、体験と交換「イケコ」9月から

カヤックは、東京・池袋のさまざまなカルチャー体験スポットで利用できるコミュニティ通貨サービス「まちのコイン(イケコ)」を9月9日から開始する。運営はGENDA GiGO Entertainment。「まちのコイン」はすでに東京・秋葉原(アキコ)や下北沢(キッタ)をはじめ、鎌倉や石垣島など18のエリアで提供されている。

池袋の街中での人々の回遊の促進や、さまざまな文化を多くの人に体験してもらうための取り組み。池袋は、舞台芸術からアニメ・マンガ・ゲームまで娯楽施設が点在する一方、巨大なターミナル駅という側面もあり、人が駅隣接の商業施設に溜まりがちで、回遊や人の流れを広げる取り組みは区の課題にもなっている。

GENDA GiGO Entertainmentは、池袋で長年運営されてきたゲームセンターのブランド「GiGO」で、2022年3~5月にかけて新規に3館オープンするなど東池袋での取り組みを拡大しており、「まちのコイン」を池袋エリアで展開することで、回遊や文化体験の拡大を目指す。「イケコ」の導入予定スポットは今後明らかにされる予定で、参加する店舗も受け付けている。

まちのコイン

「まちのコイン」は「お金で買えない嬉しい体験が得られる」と謳う地域限定のコミュニティ通貨サービス。ユーザーがポイントを獲得して利用するサービスで、ポイントは円に換金できない。池袋エリアの「イケコ」のポイント有効期限は90日間となっている。

利用にあたっては「まちのコイン」アプリをスマートフォンにダウンロードし、地域として池袋を選択すると利用できるようになる。

まちのコインは、地域活動に参加したり一部店舗のサービスを使用したりするとポイントを獲得でき、参加店舗がそれぞれ工夫をこらし提供しているサービスや体験を、ポイントを消費して入手できる。

例えばすでにサービスを提供している秋葉原の飲食店では、ポイント「アキコ」を使うことで特別なメニューを選べるといったものや、神田明神で購入したお守りをメイド喫茶に持っていくと特別な“おまじない”追加サービスを受けられる、といった具合。サービス全体としてお金で買えない“体験”にフォーカスしており、地域性を活かし、回遊性を高める工夫が凝らされたものになっている。