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チューダー レンジャー発表 39mm径の冒険モデル“手の届く存在”
2022年7月12日 09:00
日本ロレックスは、腕時計ブランド「TUDOR」(チューダー)の新作として、冒険がテーマの「レンジャー」(Ref.79950)を発売した。機械式の腕時計で、価格は311,300円~347,600円。
「冒険の精神を体現するツールウォッチ」という「レンジャー」の新作。ケース径は39mm。2022年に登場するレンジャーは、3、6、9、12のアラビア数字のインデックスを配したデザインを継承。自社製のムーブメントやバンドの留め具に独自の「T-fit」クイックアジャストクラスプを用いるなど最新の技術も取り込んでいる。ケースなどはマットなサテン仕上げを基本に、エッジなど一部にはポリッシュ仕上げが施される。
ムーブメントは機械式で自動巻きの自社製ムーブメント、キャリバー「MT5402」を搭載。堅牢性、耐久性、信頼性、精度に優れると謳う。可変慣性テンプ、非磁性シリコンバランススプリングを装備しているほか、スイス公認クロノメーター認定(日差-4~+6秒)を取得した上で、腕時計として組み立てた後に、それを上回る日差-2~+4秒で調整される。パワーリザーブは約70時間。振動数は28,800振動/時。石数は27石。
ケースはステンレススチール製。ねじ込み式リューズにはチューダーローズのレリーフが施される。風防はドーム型サファイアクリスタル。防水性能は100m防水。
ストラップはメタルブレスレット、レザー、ファブリックの合計3種類がラインナップされる。サテン仕上げのステンレススチール製ブレスレットは、8mmの長さを5段階ですぐに微調整できる「T-fit」クイックアジャストクラスプが備わる。ファブリックストラップは仏ジュリアン・フォール製。レザーストラップにはフォールディングクラスプが備わり、ブラックレザーとナチュラルラバーのハイブリッドストラップになっている。
今回発表のレンジャーは、英国海軍による北グリーンランド遠征探検70周年も記念している。この1952年の探検には、チューダー初の自動巻きと防水性能を同時に実現した腕時計で、完成したばかりだった「オイスター プリンス」が使用され、北極圏でのテストも実施された。一方、レンジャーの名称の起源は1929年にまで遡り、「The TUDOR」の登録商標から3年後に「Ranger」が登録されている。名称と特定のデザインが結びつくようになったのは1960年代からで、4つ(デイトモデルでは3つ)の大きなアラビア数字、独特なデザインの針が特徴だった。